中野明海さんの「ツヤ肌ルール」
教えてくれたのは…
ヘア&メイクアップアーティスト
中野明海さん
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今回のテーマでもあるツヤをはじめ、メイクで手に入れたい要素を操る天才。独自のメイク理論と抜群のセンス、そして朗らかな人柄で多くの女優、アーティストがぞっこん。プロデュースしたコンタクトレンズ“OvE”も人気。
ツヤを足さなければいけないという思い込みを捨てて
ツヤって、“あればあるほどいい”ものではありません。ツヤは肌をきれいに見せたり、メリハリを強調できるものですが、強調したくない凹凸まで際立たせてしまうという一面も持っています。
特に、ハイライトは強い光でパーツの高さを強調できるぶん、肌のアラが目立ちやすいし、人によってはCゾーンにのせることで横幅が広がって見えたり、鼻の頭に広くのせちゃうと鼻自体が大きく広がって見えるなど、万能ではありません。安易に頼らないことも、“正しいツヤ”を習得する第一歩です。
夏のテカリは、下地とパウダーで消しましょう
皮脂防止の下地と保湿系の下地のW使いでテカリの発生源となる皮脂や乾燥をブロックしつつ、仕上げのパウダーで光のいらない部分をふわっとマットに整えて。ツヤファンデを下地とパウダーでサンドイッチすることで、テカリ知らずで涼しげな、夏のツヤ肌はつくれます。
中野明海さん流・夏の正しいツヤ肌【3つのオキテ】
1.下地で皮脂くずれ=テカリのもとを防止
テカリが出そうなところには、あらかじめ皮脂防止下地を仕込んでマットに。そのうえで、トーンアップと保湿が叶う下地を重ねる。この2ステップでテカリが出にくい肌の準備が完了。
2.ツヤは下地とファンデで仕込み、ハイライトは使わない
夏に似合うのは涼しげなツヤ。また、皮脂も出やすい季節なので、ハイライトで光を足す必要はありません、ツヤ系下地とファンデーションを重ねてつくる、軽やかなツヤで十分!
3.パウダーでテカリに見える悪いツヤを消し、良いツヤだけ残す
顔全体をツヤツヤに仕上げてしまうと、毛穴の影やほうれい線といった隠したい肌のアラまで目立ってしまいます。小鼻の横などのテカリに見えるツヤは消して、“正しい”ツヤ肌に。
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正しいツヤ肌メイクをレクチャー
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