【教えてくれるのは】植松晃士さん
ファッションプロデューサー。VOCE読者にとっては“ファッション×美容”のご意見番!
▶“枯れ木”スタイルの茶色女子は【カラーコスメ】を取り入れるべし!
▶後ろ姿美人になるために【お尻ナス化】を避けるべし!
おブス!?おモテ!?の分かれ道
植松「1月といえば極寒よね」
編集E「ハイ」
植松「2月はどうなんだ?というとやっぱり極寒で、3月も桜が咲くかと思いきや雪が降ったりする。つまり極寒続き」
編集E「それが、どうかしましたか?」
植松「新しい春と書いて新春。つまり寒いけど春なのよ。1月は新しい年の始まりの月でもあるから、今月中に“今年の私”みたいなのもビジュアルで打ち出す必要があるの。大きく変えなくても、マイナーチェンジはマスト。なのに、ももけた服を着ている子が結構多いのよねぇ。お洋服に毛玉がついた“ももけ”系女子」
編集E「毛玉、気をつけないと……」
植松「でも、毛玉よりももっと深刻なのが、コンサバOL服の“ももけ”化。脈々と流れ続ける大河のように、ここ5年ぐらい、ずっと同じコーデパターン」
【今回のおブス】レトロコンサバおブス
編集E「具体的には?」
植松「まずは巣鴨のおばさまたち、もしくはゴスロリ系コスプレを彷彿とさせる大きな花柄のスカート。色はダークトーンでウエストはゴムがお決まり。トップスは、マスタードイエローって言えば聞こえはいいけど、シューマイにつけると美味しいからし色ね」
編集E「確かに、からし色って世代を問わずずっと着られている感じがありますね」
植松「そうなの。だから春っぽいパステルカラーに挑戦してほしいのよね。ちょっとくすんだラベンダーやブルーグレーなら、挑戦しやすいんじゃないかしら。ボトムはまだ若い身空なんだから、ロング丈で隠していないで、トレンドのニーハイブーツと合わせたりしてミニ丈をはいてほしいわ」
編集E「アップデート感が出ますね」
植松「でも、まだまだ油断は禁物よ。顔も“ももけ”ているんじゃない?」
編集E「ひー、“ももけ”顔は避けたい」
植松「ボーボーにのびて毛がおじぎしている眉も、オタマジャクシ形も、まっすぐな細眉も考えもの。いずれにしろ、きちんと手を加えてないと、安物感がでる。コンサバは高く見えてこそ成立するのに」
編集E「でも、眉って難しいですよね」
植松「そうね、ひとりひとり形が違うもんね。だから、サロンに行くのがオススメ。描き方はプロに教えてもらえばいいのよ。そして、前髪も場合によっては見直すときね」
編集E「見直し対象はどんな前髪ですか?」
植松「分量多めで厚みのある前髪だとオシャレ寄りになるけど、少なめだと危険。さらにひと昔前に流行っていた、半立ち上げをいまだにしている人は問題だわ」
編集E「だったら、今っぽい前髪になれるサロンに行くのがいいですね」
植松「“ももけ”系女子からイチ抜けよ」
今月の美の格言:“高嶺の花”感のあるコンサバにアップデートを!
◆おブスの処方箋
【アナスタシア ミアレ 表参道】
骨格や筋肉とのバランスを見極め、地眉を最大限活かす!
・住所:東京都渋谷区神宮前4-9-9 2F
・定休日:水曜日
・電話:0120-16-6922(予約)
・料金:アイブロウトリートメント ベーシス(初回) ¥7000
https://www.anastasiamiaray.jp/
【mime】
眉をメインにしたパーツケアサロンで立体感のある美眉へ
・住所:東京都中央区銀座1-6-1 銀座クレッセントビル9F
・定休日:水曜日
・電話:03-5856-9305
http://www.mime-japan.com/
【SUNVALLEY】
“田中みな実”風、モテ前髪のオーダーはカリスマ美容師へ!
・住所:東京都港区南青山5-2-12 GビルB1
・定休日:火曜日、第2・4月曜日
・電話:03-6427-3807
・料金:カット(朝日・渋谷)¥10000、(スタイリスト)¥7000、前髪カット ¥1500
https://sudnvalley.tokyo
【Belle omotesando】
前髪にもちょっぴりモードなニュアンスと可愛さを
・住所:東京都渋谷区神宮前3-5-4
・定休日:火曜日
・電話:03-3479-6656
・料金:デザイナーカット ¥6000、ディレクターカット ¥7000
http://belle-omotesando.jp/
撮影/伊藤泰寛 ヘアメイク/高橋亜季 スタイリング/曽我部将人 イラスト/黒猫まな子 取材・文/楢﨑裕美
Edited by 遠藤 友子
公開日: