“摩擦レス洗顔”とともに、石井美保さんの美肌に欠かせないのが“肌アイロン”。TV等でも話題の秘技を、誕生秘話からハウツー、効果検証まで完全網羅！
◆教えてくれるのは……
美容家 石井美保さん
肌アイロンで毎朝シワ＆たるみリセット！
よくあるゴリゴリ流すマッサージとはまったくの別物だけに、きちんとポイントをおさえて、正しくマスターを。
どのくらい効く？ 肌アイロン１回の威力をチェック！
▸石井美保さん直伝！【石井式肌アイロン】が【シワ＆たるみ】に効く理由！！
肌アイロン５つの法則
Rule１：毎朝行う
毎日のむくみが溜まるとたるみになるので、一日1回リセットを習慣に。夜でもイイけど、顔のフォルムが整って透明感も上がるから、朝ケアに組み込むと◎。一日何度もしないこと。
Rule２：乳液を塗るついでに
美容液、乳液、クリームをなじませるタイミングで。オススメは美容液やクリームよりもお手頃なものが多く、指すべりがいい乳液。量はケチらず、すべりが悪くなったら必ずつけ足して！
Rule３：極弱い圧で。こすらない
母親が我が子をなでるマッサージが原点だから、とにかく優しく優しく。ラップのように薄い角層の下を、ラップがよれないように流すイメージで行う。こするとシワ、たるみの原因に。
Rule４：使うのは薬指＆小指
肌をこすりたくないので、力が入りにくい薬指と小指で。乳液などを手にとり、指先は避けて手のひら全体に広げたら、薬指と小指を揃え、たるんだ肌をすくいながらすべらせる。
肌アイロンをかける手と逆の手の指先でこめかみをおさえるため、指先には乳液がつきすぎないように注意。
Rule５：ローションでたっぷり潤してから行う
大切なのが肌アイロン前のローション。肌表面がぬるぬるして、これ以上、中に入らない状態になるまで、何度も足してハンドプレスを繰り返す。指すべりがよくなり、摩擦防止に。
500円玉大の量を手のひら全体に軽くなじませてから、顔の内から外へハンドプレスしてなじませるのを７～10セット。細かい部分は指を添わせてプレス。
ハンドプレスでなじませても、肌表面がぬるっとして、手のひらに化粧水がビシャビシャと残るようになったらOK。
肌アイロン全工程を実況中継！
■START！
１．こめかみを押さえる！
左手を右こめかみにあて、右のほうれい線が消えるくらい引き上げてキープ。ほうれい線からあごにかけて右手の薬指と小指を添える。
２．たるみをすくうように優しく優しくスーッ
もたついている肉を指の中におさめ、こめかみまでスライドしたら、移動してきた肉を左手でおさえ直し、繰り返す。左右10回ずつ。
≪目元≫
１．次はたるみやすい目の下。鼻のキワからスタート
右の目元のシワがピンとのびるようにこめかみを左手でおさえ、右の眉頭の下から鼻のキワにかけて右手の薬指と小指をセット。
２．目のキワにそって極弱い圧ですべらせる
薬指と小指を肌に密着させたまま、目のキワにそってこめかみまですべらせたら、同じように肉をおさえ直し、繰り返す。左右10回ずつ。
≪おでこ≫
１．目がパッチリ開くように下から上へすべらせて
指すべりの悪さを感じたら、乳液をつけ足す。額は両手の薬指と小指を使用。眉上から生えギワへと引き上げるように、交互に動かす。
２．おでこの端から端まで繰り返し、シワものばす
眉上に落ちてきた肉を元に戻すような気持ちで端から端まで繰り返す。これで、まぶたの上のもたつきがとれ、シワも目立ちにくく。
≪首元≫
１．首はのばした状態で両手で上から下へ
再び乳液をつけ足し、手のひら全体になじませる。上を向いて首をピンとのばし、あご下から首元まで両手を交互にスライドさせる。
２．首のシワが消えるまで圧をかけながら繰り返す
あごまわりのもたつく肉を手の中におさめながら行う。右耳の下から左耳の下まで少しずつ移動し繰り返す。ここは圧をかけてOK！
３．シワが消えたら、鎖骨の下に流してフィニッシュ
左右往復してシワが目立たなくなったら、耳の下から首筋の太い筋肉にそって圧をかけて流し、鎖骨の下を押す。反対側も同様に。
■FINISH！
優しくなでるだけ！ 一日一善です
どのくらい効く？ 肌アイロン１回の威力をチェック！
▸石井美保さん直伝！【石井式肌アイロン】が【シワ＆たるみ】に効く理由！！
撮影／岩谷優一（vale.）、恩田亮一（静物） ヘア／大野朋香（air） 取材・文／楢﨑裕美
Edited by 遠藤 友子
公開日：
