目次
②胸鎖乳突筋をつまんでほぐす
光本さん
胸鎖乳突筋エクサの要となるのが、つまみ&ほぐしで筋肉の柔軟性を取り戻すこと。凝り固まっていて痛みを感じる人は、軽くプッシュするところから始めてみるのがおすすめです。頸動脈が通っている付近なので、力の入れすぎややりすぎは要注意。あくまでも“イタ気持ちいい”程度が基本!
顔を少しだけ横へ向けて、親指と人さし指の第二関節で胸鎖乳突筋をつまみあげていくように、鎖骨から耳の下まで指を動かしていく。「1、2、3、4、5」と5回にわけながら指を上にずらしていくイメージで。右手で右側を、左手で左側の胸鎖乳突筋をほぐし、両側で5分を目安に。
●効果UPを狙うなら「ユビバリー」でほぐして!
凝り固まった筋肉を、さらに効率良くほぐすことができるのが、光本先生考案の「ユビバリー」。カギ状に折った人さし指の第二関節を「鍼」で刺すように使うことで、ピンポイントでしっかり圧をかけることが可能に。親指と人さし指の「ユビバリー」と親指の腹で胸鎖乳突筋をグッとつかみ、左右に5回ほどゆらしてほぐします。5ヵ所ぐらいに分けて、下から上へ指をずらして。こちらも両側で5分を目安に。
●つまめない・痛みを感じる人はこぶしでプッシュ!
胸鎖乳突筋が埋もれていてつまめない人や、つまむと痛い人は、まずはこぶしでトライ。手をグーにした状態で、親指以外の4本の指の第二関節を胸鎖乳突筋のサイドに沿うように当てて、「グッ、グッ」と軽く圧をかけて押しながら手をずらしていく。鎖骨から耳の下まで、まんべんなくプッシュ。まずは胸鎖乳突筋の前面側を鎖骨から耳の下まで5セットほぐしたら、後ろ側も同様に。
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エクササイズでフィニッシュ!