■総合評価■
01.雪肌精
のびのいい乳液は少量で顔全体をカバー
ワンプッシュしただけの量で、無理なく顔全体にのび広げられるぐらいゆるめのテクスチャー。浸透する感じも多少あるけれど、どちらかというと表面をコートする乳液といった印象。メイク前のスキンケアで使用してベタつきが気になるならば、ティッシュオフしてからのほうがよさそうだ。しっとりする感触はあるけれど、深刻な乾燥肌の場合はクリームを併用してみて。
02.なめらか本舗
ゆるめの乳液は浸透感もバッチリ
のびがよく、少量でも顔全体に塗り広げられる粘度の低いテクスチャー。スポンジをふっくらさせるほど浸透するけれど、表面に残る感じもある。塗った直後はうるうるとした肌印象になり、顔全体がツヤツヤになりそうだ。塗布後3時間でもツヤとうるおい感が残るという乳液。ただベタつきがあり、あと肌がテカッとしがちなので、朝よりも夜のスキンケアによさそう。
03.HACCI
まろやかな質感で塗り心地も最高!
やわらかくて肌当たりはなめらか。肌なじみがとてもよくて、いつまでもズルズルすべることなく肌に溶け込んでくれる。塗った直後は肌表面がみずみずしくなり、ツヤが出現。3時間もすれば多少落ち着くけれど、ツヤは持続する印象だ。やや油っぽさを感じるものの、ほぼベタつかないので塗りやすいはず。しっとり感が物足りないようであれば、クリームを重ね塗りして。
04.ベネフィーク
サラッとした感触なのに10品中No.1のうるおい力!
とろみはあるものの、化粧水に近いようなゆるいテクスチャーの透明な乳液。のびがとてもいいので手で塗布すると少しすべりすぎてしまうかも。手のひらでプッシュするなどして、丁寧になじませたほうがよさそうだ。表面をコートするというより、浸透してうるおすという効果が高いタイプ。トップクラスの保湿力でもベタつきは少ないから、朝、夜、どちらのスキンケアでも安心。
05.ランコム
肌なじみが良くてベタつきも少なめ!
テクスチャーはやわらかく、のびがいいから塗りやすい。塗った直後は肌がうるっとしてツヤツヤになる。3時間経つと落ち着くけれど、ほどよくツヤはキープするだろう。ベタつきは少なくて軽やかな使用感なので、朝のスキンケアに投入してもベースメイクのヨレは気にならなさそうだ。保湿効果が物足りないと感じる、乾燥肌の人なら夜の就寝前にはクリームをプラスして。
【サイエンスな結論】
乾燥が進む季節を考えれば、保湿力は大事な要素。水分を補ってうるおす効果が高いのはHACCI、ベネフィーク。朝のスキンケアに使用することを思えば、なじみのよいなめらかな塗り心地も重要。雪肌精、ランコムはストレスなく広げられそう。ベタつくタイプは避けたいという人にはHACCI、ベネフィーク、ランコムの3品をぜひ試してみてほしい。塗布後はさらっとするので、そのあとにファンデを塗っても邪魔にならない。
撮影/石田健一(実験)、木村元明(静物) 実験/エフシージー総合研究所 取材・文/穴沢玲子 構成/佐野桐子
Edited by 佐野 桐子
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