美容エディター
入江信子さん
もう気休めとは言わせない! 内側から透明感を叶えるサプリ新時代
「正直、気休めっぽい」と言う人も少なくないブライトニングのインナーケア。ところが今季は各社本気の製品が勢ぞろい。いったいどこが進化しているの?
代表選手はポーラのホワイトショット。筋肉から放出される「マイオネクチン」という物質が、過剰なメラニン生成を抑制していることに注目。マイオネクチンには、物理的刺激による炎症を抑えたり、表皮細胞にあるメラニンの塊(メラニンキャップ)を分解したりする働きがあるのだが、そのマイオネクチンを増やす成分を取り入れている。
満を持して登場したHAKUは、抗酸化作用が高く、メラニン産生抑制効果がある「グルタチオン」を使った白玉点滴をヒントに。グルタチオンを生み出す力を後押しするといわれるモリンガ由来の成分などを応用しつつ、メラニンケアで知られるLーシスチン、ビタミンCを活用。体内から抗酸化力を高め、塗るケアの手応えアップを狙う。
そしてもうひとつ期待度大なのが、開発に7年かかったという、医薬品ハイチオールの新製品だ。シミができるときの「メラニン生成」「表皮への蓄積」「排出が遅れる」プロセスに加え、「メラニンが表皮に移行する」過程をマーク。メラニンが表皮細胞に受け渡されることを防ぎ、隠れジミ(薄いシミ)をもケアしていく。各社、効きの仕組みはそれぞれとはいえ、諦めていた潜在ジミやしつこいシミへのアプローチがよりパワフルになったというから、頼もしい限り!
またアスタリフトにもニュースが。主成分アスタキサンチンの抗酸化→ブライトニング作用には定評があるけれど、それプラス、肌のうるおい成分NMFが減らないよう助け、コラーゲンやエラスチンの分解酵素の活性化を抑え、ハリを保つ働きも判明。機能としてうたうことになったそう。
とにもかくにも、実感できるインナーケアが増えたのは、ブライトニング志願者にとって朗報。「アラサー過ぎたらシミ、くすみケアは外&内」の常識はますます加速しそうだ。
撮影/藤本康介
Edited by 並原 綾
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