豆の違いがわかる大人の男になれたらカッコいいよね
オフの日を家で過ごすようになってから、自然とコーヒーを飲む機会が増えました。朝ごはん代わりにカフェオレを飲んだり、現場で気分転換で口にしたり。一日に2杯は必ず飲んでいる気がする。
毎日口にするものだからこそ、自分でおいしいコーヒーを淹れられたらいいよね。自宅ではコーヒーメーカーを愛用しているのですが、セットした豆を捨てるときに毎回、「全部濡れてないってことは、もしかしてちゃんとドリップしきれてないんじゃない?」というもやもやを感じていて(笑)。それもハンドドリップに興味を持つようになったきっかけです。
今日実際にハンドドリップに挑戦してみて感じたのは、ゆっくりと時間をかけて丁寧に淹れるとこんなにも味に違いが出るんだってこと。豆やお湯の量をちゃんと量って、ドリップするときに使うペーパーをお湯で一度洗ってにおいを消して……。
気持ちをゆったり構えて工程を進めていくことの大切さを知りました。それから、コーヒーの世界は奥深いことも実感。豆の産地や種類も星の数ほどあるわけで。その焙煎方法も淹れ方もお店によってこだわりが違うんだろうなって思ったら、いろんなテイストに出合ってみたくなってワクワク。
豆を買うとき、これまではいつも「カフェオレに合うもので」とか「朝にオススメのものを」ってオーダーしていたけど、勉強して“豆の違いがわかる男”になれたらカッコいいよね。知れば知るほどとんでもなくハマりそうで、明日からのコーヒーライフも楽しみです。
「今日の豆は浅煎りのケニア。フルーティでいい香り」
「コーヒーミルで豆をひきます。腕がもう疲れてきちゃった」
「そろそろ全部ひけたかな? 今“丁寧な暮らし”してる風!」
「いよいよドリップしていくよ。3回に分けて注ぐのがポイント」
「落ちてる間に漂ういい香り。待ってる時間も幸せだよね」
「ハンドドリップしたコーヒーじっくり味わっちゃいます」
毎朝なにげなく口にしているコーヒーはきっと掘り下げれば掘り下げるほど奥深いはず。いつかはその世界を覗いてみたいと思っていたので、今日はその夢が叶ってうれしいです。自分でドリップしたコーヒーを片手にゆったり過ごす週末なんて大人の余裕が漂いそうで憧れます。
【PROFILE】
たなか・けい 1984年7月10日生まれ、東京都出身。俳優として映画、ドラマなどで幅広く活躍するほか、バラエティ番組でも活躍。音楽番組『MUSIC BLOOD』(日本テレビ系)では千葉雄大とMCを務める。
【INFORMATION】
“人と人を繋ぐ”をコンセプトに展開するコーヒーショップ。世界中の産地からセレクトした豆を自家焙煎した浅煎りコーヒーは絶品。自由が丘と渋谷に新店舗がオープン。
ONIBUS COFFEE YAKUMO
住所:東京都目黒区八雲4-10-20
電話:03-5701-9349
営業時間:9:00〜18:00
休業日:不定休
撮影/川崎一貴(MOUSTACHE) ヘアメイク/岩根あやの スタイリング/伊里瑞稀 取材・文/石橋里奈
Edited by 松本 薫
公開日: