教えてくれたのは……
ヘアライター、ヘアアドバイザー
佐藤友美さん
15年以上にわたり、ファッション誌やヘアカタログなどで編集&ライターとして活躍。その経験を生かし2016年に『女の運命は髪で変わる』(サンマーク出版)を出版するとベストセラーに! 以来、美容師以上に髪の見せ方を知っている人として、プロ向けセミナーやメディア出演などを通じ、多くの人が髪で輝くための活動に尽力。近著『髪のこと、これで、ぜんぶ。』(かんき出版)は、全世代に通じるヘアケアバイブル。
10年後も好きな髪型でい続けるため、ヘアケアは先手必勝!
「みなさん、初めまして。さとゆみです。
早速ですが、連載をスタートするにあたり、みなさんに改めて考えて欲しいことがあります。それは髪も肌と同じように、今日が一番若いということ! だからこそ、ヘアケアだって早めに着手したもの勝ちです。
一般的に、毛量の変化や白髪など、髪のエイジングサインが出始めると言われるのが30代半ばくらい。多くの人が、この頃から髪のエイジングケアに関心を持ち始めます。だけど今、40代や50代で美しいロングヘアをキープされている女性美容師さんたちは皆、若いうちから髪のケアをしっかりしていた人たちばかり。
要は、アラサー世代のヘアケアが、10年、20年先の髪の質に関わってくるということ! 年齢を重ねても、好きなヘアスタイルを楽しむためにも、ヘアケアは早いに越したことはありません。
もうひとつ、ヘアケアを語るうえでの大前提としてお伝えしたいのが、「エイジングケアと経年変化――ふたつの側面で髪のお手入れを考える」ということ。
セミロングであれば、毛先の髪はだいたい4年ほど前に生えた毛です。年月とともにダメージが蓄積するのは当然。一方、根元部分は生まれて間もない毛。コンディションいい毛を育むためには、土台となる頭皮ケアが欠かせません。
これからはぜひ、
1. 頭皮を中心とした未来へのケア
2.数年ものの毛先を労る過去のケア
このふたつの側面でヘアケアを考えてみてくださいね。」
次ページ
髪の“現在地”を総点検!
- 1
- 2