Q7.点数表にある「9点」が気になる! 減点1になったその理由や意味は?
「価格は1点を悩む大きな要素。コスメの実力は文句なしでもVOCE 世代が現実的に買える価格かどうかが焦点に。少し背伸びしてでも買う価値ありなら満点を投じます」
「『これからも使い続けられる?』と自問自答し、価格とのバランスなどを考慮して仕方なく減点しているのが正直なところ。採点って本当に悩ましいんです」
「ひとつのジャンルにおいて圧倒的なBEST1が存在することがあります。それと比較すると惜しいと感じる点があった場合には減点1をすることもあります」
Q8.審査員はなにを思って審査しているの?
「一番大切にしているのは、VOCE読者の目線で考えること。コスメにくわしくて、新しいものやメイクに前向きにチャレンジしていく“通”である読者なら、きっとこのよさに共感できるはず、そんな視線で選んでいます。なので、他の媒体でもベスコスの選者はやらせていただいていますが、読者層に合わせて内容もランキングも異なることがほとんど。それに、絶対にいいものしか薦めたくない! という想いもあるので、広告になびかないというのも私のこだわり。365日、ベスコスを考えながら、自分の肌と勘を頼りにいいコスメを絞っていっています」
Q9.自分の好み以外に何を基準に選んでいる?
選者は“自分の好み”で選んでいるわけではありません
「年齢が離れた選者が選ぶものって私たちに合うの?」「主観で選んでない?」という声が多く寄せられましたが、選者は読者に寄り添った審査をしているので問題なし! 自分自身には合わないものでも、読者にとって価値があれば満点も。
「選者の方にはVOCE 読者の年齢や肌状態などを意識したうえで、美容誌が選ぶベストコスメとして今期評価に値する製品かどうかを考えていただくようお願いしています」
「人の意見や評判ではなく、自分の感性を第一に選出しています。ただし、“自分好み”というワケではありません。美容皮膚科医の目線でVOCE読者層の肌に適したものを厳選しています」
「自分の好み30%、読者層への考慮50%、ネットやその年の風潮を20%ぐらい反映させています。読者層より自分の年齢が上ですから、悩みも読者とは違う。あくまでもアラサーに合うもの、アラサーにこそ使ってほしいアイテムを選ぶよう心掛けています」
Q10.審査員には男性の選者もいますが、読者と肌質や好みが違うのにどうやって選んでいるの?
「男性である自分が試した個人の採点だけではありません。スキンケアに関しては現場でメイク前に使い即効性に特化した化粧品を評価するケースが多いです。メイクものは、現場で試しながら、VOCE 読者に使ってほしいという推しコスメを厳選しています」
Q11.ベストコスメを選出するのにどれくらい継続使用して選んでいるの?
「目安として1ターンオーバーを理想の期間としています。テクスチャーや即効性から短期間で確定することも!」
「相当数を試す予選リーグでは、お試しが短期間のものが多く、1次、2次とステージが進むほどに使用期間が延長戦に。決勝のステージまで残った勇者たちとは、フルボトル使い切る勢いで徹底的に向き合います」
「数日間じっくりと試し、テクスチャーの良さや翌朝の体感的に「コレは!」とピンッときた質感のものや最先端の技術が搭載された“目玉”などは優先して長期的に使用」
【2019下半期ベストコスメ審査員(56名)一覧】
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撮影/恩田亮一(静物)、金栄珠 取材・文/金子優子
Edited by 遠藤 友子
公開日:
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