美のプロが下半期トピックスを語る【ベースメイク編】
■教えてくれたのは……
【ファンデは高カバーの時代】
少し前までの、とにかく薄づきですっぴん風な肌のブームが完全に去り、大人の肌はカバーしてなんぼという時代に突入したという印象を受けた下半期。それも、粉体や光だけでカバーするのではなく、高い保湿力をもってカバー力を高めるタイプが増えてきました。言うなれば、丁寧にスキンケアした肌はアラが少なく見えるという原理を、ベースメイクで表現する発想です。その代表選手として挙げたいのが、大人気のNARSのクッションとRMKやルナソルのファンデ。どれもスキンケアレベルの潤い力を誇り、アラをきっちり隠せるカバー力の高さが自慢。気休めではない保湿力の高さでツヤ美肌が長時間持続するのも、隠したい大人の肌には嬉しいポイント。内側から満たされているような潤いのツヤがファンデでつくれる、そしてそれがカバー力の高さに繋がる。その事実に、技術力の進歩を感じています。
“ファンデでスキンケア”はBB台頭の頃からずっとある流れですが、それがさらに加速することで、ファンデはさらに進化。カバー力やくずれにくさ、保湿力を兼ね備えたファンデが主流となりつつあります。カバー力が高い=粉っぽく老けて見えるという発想はもう過去のもの。カバー力が高いからこそピュア肌になれて透明感も出せる。それが常識になる日は近い!
「高いカバー力が話題に」
高保湿力が自慢。
ナチュラルラディアント ロングウェア クッションファンデーション SPF50/PA+++ 全6色 ¥6300(セット価格)/NARS JAPAN
「潤いで肌のアラをカバー」
美肌オイルを配合することで潤い力をUP。
クリーミィファンデーション EX SPF21/PA++(104のみSPF21/PA+++)全7色 30g ¥5500/RMK Division
「自然で均一なツヤ肌に!」
コクのあるバームが表情に寄り添い密着。自然かつハイカバー。
ルナソル グロウイングシームレスバーム SPF15/PA++ 全6色 30g ¥6000/カネボウ化粧品
イラスト/高橋昌子 取材・文/中川知春 取材・文・構成/鬼木朋子
Edited by 鬼木 朋子
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