春の新作の中で気になる色は……
ずばり、紗がかかったような、柔らかな質感から浮き立つピンク色。
可愛さと言うより透明感があって、“凛とした”とか“スタイリッシュ”といったイメージの大人なピンク色です。ガツンと派手ではないけれど、このさりげないニュアンスは存在感が抜群なんです! 目元に、頬に、口元に……。こんな色で少し抜け感を出す春メイクがセンスいい感じですね。ピンクが何となく苦手な人でも、この柔らかニュアンスならこなせると思います。ポイントは、メイクをする上でこのピンク色達は“名脇役”として捉えること。主役を引き立てる色として使うのがカギですよ。
目元にニュアンスピンク×深い色みの唇で透明感たっぷり
目元にチョイスしたこのピンクは個人的にイチオシ! 柔らかいメタリックカラーが絶品です。
【使用アイテム】
EYE:シャネル オンブル プルミエール ラック 26 全5色 ¥3900
LIP:THREE マジックタッチリップライター X05 全5色 ¥3200(1/1発売)
HOW TO MAKE-UP
1.シャネル オンブル プルミエール ラックをまぶたの中央に薬指でポンポンと置いてワイパーのようにまぶた全体に塗り広げる。色みが淡かったら何度か同じように重ねて調節する。次に、手の甲にポンと置き、小指の先端に乗せ下まぶた全体をスッとなぞる。
2.アイラインは柔らかい印象を壊さないようにブラウン系を。目のキワ、ギリギリからアイシャドウの色を出したいので、アイラインはまつ毛とまつ毛の間を埋めるように繊細に細くいれる。
3.マスカラは黒でもダークブラウンでもオッケー。できるだけナチュラルな仕上がりを意識して。そうすることで柔らかな目の印象を壊さずに目力アップさせます。
4.唇のTHREE マジックタッチリップライナーは重めのトーンですが、シアーで軽めの質感が春にはオススメ。シンプルでナチュラルながら、唇をひきたててくれる春メイクの完成です。
口紅が仕上がった時点で顔色がパッと明るくなったらノーチークでオッケー。血色感が物足りなければ肌馴染みの良いコーラルカラーをほのかに入れてみて。
シルキーピンクの口元×スモーキーパープルの目元でスタイリッシュに
テクニックいらずでつくったグラデーションで大人っぽく。目元にインパクトがある分、口元は軽やかなピンクでバランスを。
【使用アイテム】
EYE:アンプリチュード ヌーディ スプリングカラー フォーアイズ 02 全6色 ¥6300(1/22発売)
CHEEK:NARS ブラッシュ 4078 全26色 ¥3700(2/7発売)
LIP:ルナソル リップスティック コンフォート エアリーシャイン 01 全15色 ¥3500(1/3発売)
HOW TO MAKE-UP
1.黒のペンシルライナーでアイラインを少し太めに、サラッと軽く引く(きれいに真っ直ぐ引けなくても大丈夫)。
2.そのアイラインの上からアイホールに向かい、グレイッシュなパープルのアンプリチュード ヌーディ スプリングカラー フォーアイズでグラデーションを作る。アイラインを先に引いて、そこからボカすようにアイシャドウを塗れば、目のキワが濃くなりグラデーションがしっかり出せます。
3.マスカラは黒。長さを出すと言うよりフレームをしっかり締めるイメージで根元からしっかり塗ります。
4.口元はシルキーなピンクのルナソル リップスティック コンフォート エアリーシャインを。主役の目元にインパクトをつくっても唇の柔らかさで、全体的に重くない優しい顔に。
5.チークは唇と同じトーンで合わせればより眼差しが引き立ちます。柔らかいピンクカラーのNARS ブラッシュを頬の高いとことから横方向フェイスラインに向かいフワッと柔らかく入れます。血色が強すたりチークが浮きすぎると可愛いに転んでしまうので柔らかく血色を感じるくらいを意識して。
柔らかピンクの血色×ブラウンシャドウで上品なオフィスメイク
ベーシックなオフィス仕様のメイクには、内側からふわっと浮き出るような柔らかいピンクでフェミニンなニュアンスをプラスしましょう。
【使用アイテム】
EYE:ランコム イプノ パレット 02 全12色 ¥6800(2/14発売)
CHEEK:コスメデコルテ パウダー ブラッシュ PK806 全10色 ¥5000(限定 1/16発売)
LIP:コフレドール スキンシンクロルージュ BE241 全16色 ¥2700
HOW TO MAKE-UP
1.コスメデコルテ パウダー ブラッシュを頬の中心から横方向、フェイスラインに向かってふんわりぼかす。さらに中心部分に顔色を見ながらふわっと明るくなるまで重ねる。主役の正統派メイクの美人顔にフェミニンさをプラスする。
2.アイシャドウは、ランコム イプノパレットの右から2番目を目のキワからアイホールに向かいグラデーションを作る。目のキワに右のダークカラーをチップの先端を使い細めに入れる。眼差しに深みを出すために同じ色を下まぶた目尻三分の一にも軽く入れる。更に眼差しに立体感を出すために中央のラメカラーをまぶたの中央にオン。
3.マスカラは知的さを出すには黒を、柔らかさを出すにはブラウンを、繊細さを意識して丁寧に。
4.唇には知的さと品性の有る、コフレドール スキンシンクロルージュの美人色コーラルで出来る女性を演出して。
華やかすぎない、大人にこそつけこなしてほしいピンクたち。どこか一箇所にこの色を入れることで、どんなメイクをしても女性らしい柔らかさが出ますよ! 是非春はこんなピンクをアイテムに加えてみてください。どれもさり気なく使えるピンクですから、かなり重宝するはずです。ぜひトライを。
Edited by 室岡 洋希
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