◆コスメをチェックするのは……
ビューティジャーナリスト 齋藤薫さん
美界のご意見番。本誌連載のほか、美容や女性をテーマに多くの女性誌で執筆中。「今シーズンは従来の保守的なスキンケアスタイルを覆すユニークなラインナップが目立つ。絶対試して」
【発売中】dプログラム
季節の変わり目に大きくなる“寒暖差”が、肌荒れや乾燥の一因になることに着目した美容液が誕生! これさえあれば、いつでもしっとり健やかな肌に。
dプログラム カンダンバリア エッセンス 40ml ¥3000/資生堂インターナショナル
洗顔後すぐに使用する、みずみずしい感触の美容液は、次に使う化粧品がより届く肌に整える。暑いときも寒いときも、潤いに満ちたゆらぎにくい肌をキープ。
優しくて力持ち。潤いワンクッションは全員に!
「導入美容液とはまったく違う、敏感肌ケアならではの潤いワンクッション。いわゆる敏感肌でなくても、肌が不安定なとき、洗顔後に最初に塗るものにはとても神経質になる。肌を刺すように感じるからだ。そういう意味でこれは肌をふわりと包み込む思いやりタッチ。寒さも暑さからも、目まぐるしい温度差からも肌を守る頼もしいバリアとなる。それが信じられないくらい優しく穏やかな美容液。異常気象の影響か、年々激しくなる日々の寒暖差に肌がついていけなくなったらコレ」
【発売中】オルビス
オルビスユーシリーズからハリのバイオリズムに着目した日中用美容液が登場! これさえあれば、夕方の毛穴の目立ちやハリのなさも、もう気にならない。
オルビスユー デイエッセンス SPF25/PA++ 30g ¥2700/オルビス
肌のハリは朝をピークに、夜になるほど低下。このハリのバイオリズムは日中のゆらぎダメージであることに着目。新美容液は内側と外側、ダブルのアプローチで長時間ハリのある肌をキープするパワフルさ。日中の潤いをキープし、紫外線や大気汚染などから肌を守り抜く!
朝のハリを一日全うするための、表裏二重のハリ美容
「確かに確かに!と納得したのは、夕方ハリがぐんと減るから、疲れて見えること。そういう肌に化粧直ししても厚塗りに見えるばかりで打つ手なし。まさに朝つくったハリが壊れる宿命的なバイオリズムに対し、化粧品が朝できることをすべて詰め込んだ、表からも裏からもハリを支える美容液。ありきたりになりがちな日中用ケアのカテゴリーに、こんなに濃厚な一品はなかったと思う。みっちりして吸いつくような感触が、いきなりツヤハリをもたらす仕上がりも今までなかった」
【発売中】シャネル
この秋誕生する、サブリマージュ クレンジング コレクションが落とすケアの概念を覆す! 理想の肌に導くために、どこまでも心地よく清らかに洗い上げる。
(左)サブリマージュ サヴォン ネトワイヤン 115g ¥11000
(中)サブリマージュ オー デマキヤント125ml ¥12000
(右)サブリマージュデマキヤン コンフォート N 150ml ¥12000
/シャネル
落とすステップを至福のスキンケアタイムに変えるコレクション。ジェル クレンジングは顔全体になじませるとオイル状に変化。さらに洗い流すときはミルク状に変わり、しっとりしなやかな後肌に。クレンジング ウォーターはダブル洗顔不要で心地よくメイクオフ。洗顔ソープのクリーミーな泡立ちにもうっとり。
スキンケアしている錯覚。どの洗い上がりも好き!
「今や、クレンジングでもエイジングケアする時代。洗うこと、取り去ることはあくまでスマートに、驚くほど手際よく済ませ、スキンケアしているような錯覚をもたらすアイテムは、次世代の落としモノの理想形といえるだろう。ウルウルの肌に仕上げるオーデマキヤント、みずみずしくハリのある肌に洗い上げるサヴォン、柔らかくてきめ細かい肌に導くコンフォート。それぞれの肌が好き。選べないから3品用意したくなる、そんな魅力的な商品設計はクレンジングを超えている」
【11/8発売】エスト
「美の起動」「防御」「充満」の3ステップで、美しさは循環する! 3つの美容液で目指す、エストのサイクルセラムケア、いよいよ始動。
(左)G.P. エンリッチド セラム 全3種 80g 各¥12000
(中)G.P. コンディショニング セラム 全3種 100ml 各¥12000
(右)セラム ワン〈医薬部外品〉 90g ¥12000
/エスト
お手入れの起点となる炭酸泡美容液で柔らかな肌に整えたら、たっぷりの潤いで乾燥ダメージから肌を守る、ローション状セラムをオン。そしてコクのあるエマルジョン状セラムが肌をハリで満たす。この完成された3ステップが、美しいサイクルを生み出す。
肌をキメごと膨らます、劇的名品の3ステップ
「デイリーケアの既成概念を覆す、セラムばかりの3ステップは何だかものすごく有り難い。とりわけ炭酸泡による起動、まったりローションによる防御は、未体験の満足感。その上で濃厚なエマルジョンを送り込む仕上がりは、潤いの充満感が半端ない。いずれも美容液やローションというカテゴリーを超えた、それぞれが劇的名品の三種の神器には、必ず効かせたいという花王イズムが息づいている。結局は肌をキメごと膨らませるが勝ち! その境地に至るミニマムマキシマム!」
撮影/高橋一輝(近藤スタジオ) 取材・文・構成/寺田奈巳
Edited by 寺田 奈巳
公開日:
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