『曖昧ベッドルーム 第5話』
“恋人じゃないけど、恋人みたいなこと”をする、曖昧な関係のアキとハルト。お互いの“核心に触れないこと”で成り立っていたふたりの関係に、微妙な変化が生まれたのが前回までのお話。ずっと気がつかないフリをしていたアキが、何かを決意したかのように、これまで口にできなかったことをハルトにぶつけるーーー。
第5話ではついに物語が“ハルト視点”にチェンジ。
アキが誰かのピアスを見つけた夜の前日、ハルトの部屋で何があったのかが明らかになります。
「第2話より」
アキが偶然見つけたピアスは、ハルトの前の彼女であるナツキのものでした。
ふたりは別れたはずなのに、ナツキはハルトの部屋の合鍵を持ったまま。どうやら別れを切り出したのはハルトからで、ナツキはハルトと離れる気はない様子。
その夜も、ナツキが突然ハルトの家に押しかけてきたのでした。そんな彼女を不愉快そうに出迎えるものの、結局部屋に上げてしまうハルト。そして部屋を見渡せば、ナツキが使っていたものがまだあちこちに残っていて、ハルトがまだ自分を忘れていないことをナツキは確信します。
前のカノジョを切れないのは、男の優しさ? ただ弱いだけ?
「本当は忘れられなかったくせに」と、迫ってくるナツキを、結局受け入れてしまうハルト。そんな自分の性格をわかっているのか、ハルトはアキを思い浮かべながら「僕はあの子の彼氏になってはいけない」と心の中でつぶやきます。
どうしようもないオトコの本音が、ハルト視点から赤裸々に暴かれていくのも、本作が男女ダブルサイドで描かれることの面白さのひとつ。原作者が男性のMIYAMUさんであり、作画を担当するのが女性のyasunaさんだからこその、リアリティあるラブストーリーが展開していきます。
アキ、ハルト、そして新たに登場したナツキーー。あなたは誰に感情移入する?
SNSでも話題沸騰中の『曖昧ベッドルーム』、まだ読んでいなかったあなたは、今すぐ一気読みしてください!
▼作者プロフィール▼
作画:yasuna…Instagramで約11万人(2022年4月現在)のフォロワーを持つ人気イラストレーター。スタイリッシュで透明感のあるイラストで、若い世代を中心に女性たちから圧倒的支持を集める。Instagram (@ya_su_na)
原作:MIYAMU…“失恋バー”というイベントをオーナーとしてオン&オフラインで開催し、女性たちの恋愛相談にのる。書籍『ホワイトカメリア』で小説家としてもデビュー。Instagram (@muyamiyamu)
イラストレーターyasunaさん&“恋愛相談師”MIYAMUさんによる、VOCEwebのための、書き下ろし漫画「黄昏ルージュ」全4話を一挙公開!
Edited by 黒木 里恵
公開日: