【教えてくれるのは】ヘア&メイクアップアーティスト 林由香里さん
メイクの達人ほど要注意!! 時代と年齢で“似合う”は日々進化
「お知らせや通知が来るわけじゃないので、メイクの更新のタイミングって本当に難しい。特にベストな自分メイクを見つけちゃうと、新作コスメを使っても、新鮮さに欠けちゃったり。アラサー世代を中心に、ついついやりがちだけど、もうちょっと古いかもなポイントをまとめました」
【POINT1】ペンシルオンリーをやめて質感のある眉メイクを
年齢と共に薄くなりがちな眉毛は、ペタッと描いちゃうと急に老け見え印象に。眉頭や欠けているところ、眉尻は細めのペンシルで形をつくり、全体はブラシで細めにパウダーをのせることを意識して、輪郭はしっかりだけとふんわり感のあるナチュラルな仕上がりに。
(左)アイブロウ スリム BR21 ¥3800/エレガンス コスメティックス
(右)ブローパーフェクター 1133 ¥2900/NARS JAPAN
【POINT2】大人になるとぼやけてくる輪郭をきちんと意識する
毛が細くなったり、抜けてきたりして女性でも後退してくる生え際や、境界線が曖昧になってくる唇の輪郭問題。ぼやけがちなフレームは、アイブロウで埋めてあげたり、チップを使って唇の角まで意識して塗ると、グッと若返る。
(左)ケイト デザイニングアイブロウ 3D EX-6 ¥1100(編集部調べ)/カネボウ化粧品
(右)マイビューティーツール 313 アイシャドウブロックチップ ¥300/エテュードハウス
【POINT3】保湿のサンド塗りで乾かない女のマットリップを
口紅だけでバッチリ決まっていたのに、気がつけばパサパサで色気のない唇に……。そんな時にはバームの仕込みテクのひと手間を。乾燥からリップを守り、縦ジワの目立たない、ふっくらした唇に。
(1)シワの中までバームをグリグリ塗り込む。
(2)輪郭をきちんと縁取りながらリップをON。
(3)ティッシュでシワの中まで口紅をなじませる。
(左)ベルベットマットリップペンシル 2498 ¥3300/NARS JAPAN
(右)アベンヌ 薬用リップケア モイスト ¥1050/ピエール ファーブル ジャポン
【POINT4】かわいいだけじゃない。ハリ感も出せるふっくらチーク
キュートな仕上がりになりすぎるからと苦手な人もいるけれど、肌ぐすみを隠しつつハッピーな血色感が仕込めるチークは大人女子ほど使うべき。ほわんと入れる隠しチークと、ニュアンスで引き締める気配チークで〝頰のコケ〞にも対応できる。
(左)レ ティサージュ 140 ¥6000/シャネル
(右)ブレンドブラッシュ ブロッサム 05 ¥4500/ジルスチュアート ビューティ
(1)ジルスチュアートのチークをブレンドし頰全体にふわっとのせる。
(2)頰骨の下にシャネルのチークを入れて、骨格にメリハリを。
撮影/向山裕信(vale./人物)、高橋一輝 ヘアメイク/林由香里(ROI) スタイリング/西野メンコ モデル/甲斐まりか、田辺かほ 取材・文・構成/大木光
Edited by 大木 光
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