年齢を重ねることを武器にする
「歳を重ねることが怖い」と思ったこと、実は一度もないんです。真っ赤なルージュを塗ったり、自由にオシャレを楽しんでいるおばあちゃんを見ると、「カッコいい!」と嬉しくなります。ただ、私も若い頃は「こんな格好したら笑われるんじゃないか」「こんなこと言ったら嫌われるのでは」なんて思ったりもしました。でも40代となった今では、昔だったら躊躇するような服やメイクにも臆さず挑戦できるし、批判も悪口も怖くない。年齢を重ねることで、肌のツヤやハリなど失うものももちろんあるけど、似合うようになったものもたくさん。新たな“好き”をたくさん見つけられるのも年齢を重ねる醍醐味。
大人だからこそしっくり似合う“上質”をまとう
ブランド品とか、値段が高ければいいということではなく、素材やつくりにこだわって。安っぽい生地やシワだらけの服を着ると、どんなに流行のデザインでも“安っぽい女”に見えてしまうから。大人の余裕は、質感で表現できます。
没個性につながる“フェイク”はできるだけ遠ざける
長すぎるまつげエクステや大きすぎるカラコンは、結果的にそれをつけてる人を皆、同じ印象にしてしまいます。アプリで加工した写真も同じこと。没個性な美は誰の心にも響かない。今この瞬間の自分にしかない美を追求しましょう。
手をかけるべきは断然、“髪”。女の格を上げてくれる
肌はしっかりお手入れするのに、髪は手抜きという人は意外と多い。毛先がパサパサでなく、きちんとツヤのある髪はそれだけで、存在を上質にしてくれるもの。髪質に合ったシャンプーやヘアオイルを味方につけて、ツヤ髪を目指して。
(左から)
・バン オレオ リラックス 250ml ¥3000(サロン専売品)/ケラスターゼ
・ココンシュペール スインググロスオイル 80ml ¥1800/クラシエホーム プロダクツ
自分を美人に見せてくれる服を味方に。常にアップデートを
昔は、首の詰まった服は似合わないと敬遠していましたが、数年前からワードローブに仲間入り。特にとろんとした素材のボウタイブラウスは、顔をすっきり見せられるし、知的でノーブルな女っぽさが手に入るので気に入ってます。
ボウタイブラウス ¥24000/デミルクスビームス 新宿(ア ピューピル×デミルクス ビームス)
美白ケアで狙うのは“白さ”ではなく清潔な“透明感”!
私は白肌至上主義ではないけど、美白お手入れは欠かしません。なぜなら、大人になると肌の透明感はどんどん失われてしまうから。インナーケア、デイリーケア、スペシャルケア。厳選したアイテムでくすみを排し、透明肌を目指します。
(左から時計回りに)
・the CB+ 30包 ¥6500/TAKAKOスタイル
・ホワイトショット CXS 25ml ¥15000/ポーラ
・エクシア ALホワイトニング イマキュレート エッセンス MXC(医薬部外品)1.5ml×28個 ¥25000/アルビオン
使えば使うほど、透明感がアップするアイテムたち。特にインナーケアでは、体内に長時間留まり効果を出してくれるビタミンCと、美肌のベースである睡眠をサポートするビタミンBを積極的に!
加齢によって表れる“レイジーな変化”を楽しんで、愛する
プリプリとハリのあるおっぱいは、若いコだから素敵なわけで、大人の顔でその胸だとやっぱり不自然。ちょっぴり垂れた柔らかおっぱいは大人の余裕が感じられるし、胸元があいた服もヘルシーに着こなせるから、大人の醍醐味だと思う。
撮影/来家祐介(aosora) スタイリング/石関靖子 ヘア/津村佳奈(Un ami) 取材・文/中川知春
Edited by 大森 葉子
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