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新作シワ防止コスメに入ってる【ニコチン酸アミド】って? コーセー、オルビスetc.

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新作シワコスメに軒並みINしている「ナイアシンアミド」、別名「ニコチン酸アミド」を美容ライター・楢崎裕美さんが解説。

【教えてくれるのは】
美容ライター 楢崎裕美さん

VOCE

ナイアシンアミドが“スター成分”になったワケ

新作シワ改善コスメに軒並みIN

今季の新作スキンケア情報が出そろったが、フタを開けてみれば、ナイアシンアミド祭りだ。そもそもナイアシンアミド、別名ニコチン酸アミドは、ビタミンBの一種で、以前からずっと化粧品に使われている成分。血行を促進してターンオーバーを促す、セラミドの合成を促し、肌荒れを防ぐといった効果が認められている。さらにSK-IIのオーラ美白でもおなじみの、れっきとした薬用美白有効成分でもある。つまり、ビタミンCと同じくマルチな機能を持つ、スーパー成分なわけで。そして、ポーラのニールワン、資生堂の純粋レチノールに続き、昨年、コーセーが薬用シワ改善成分として承認を得た流れを引き継いで、今季、いよいよ本格ブームが到来。

働きかけは穏やかながら、表皮の細胞増殖の促進と、真皮のコラーゲン産生効果によるシワ改善効果が認められているのが強み。“国民的シワ改善コスメ”を目指したオルビスが税込¥5000以下(10月の増税後も!)にこだわり選んだことからもわかるように、新規開発成分でもなく、比較的扱いやすい成分ゆえにリーズナブルな価格が叶うのも魅力であり、水溶性ゆえに顔全体に伸ばしやすく化粧水などに入れられるというメリットも。すなわち、デイリーケアで顔全体に満遍なく伸ばすだけで気になるシワはもちろん、自覚のなかったシワまでも改善できるし、未来のシワまできっちり予防できるのだ。

さらに、先述したように多岐に及ぶ効果も特長であり、複数の悩みが出始めたアラサーにとっては、まさに“神”成分。各社、後発ゆえに負けられないとの思いからきっちり効かせるための処方を組んでいるのも頼もしい。なので、今季の“アミドコスメ”、抑えておいて損はない。

VOCE

(左から)
DEW リンクルスマッシュ〈医薬部外品〉 20g ¥5800(編集部調べ・11/1発売)/カネボウ化粧品
アラサーの肌を考え、特に表皮の改善に注力。

リンクルホワイトエッセンス〈医薬部外品〉 30g ¥4500(9/21発売)/オルビス
全顔に広がるシワもシミも1本で。

ルシェリ リンクルリペア ローション〈医薬部外品〉 160ml ¥3500(編集部調べ・10/16発売)/コーセー
デイリー化粧水で本気のシワ対策。

撮影/藤本康介

Edited by 遠藤 友子

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