Q.そもそも「ミネラルファンデーション」って何?
一般的にミネラルファンデーションとは、マイカ、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄などの天然鉱物(=ミネラル)を主成分としたファンデーションのこと。
ただし、現在のところ明確な基準はないため、成分に関しては個々の製品をしっかり見きわめて。天然鉱物だけを使った100%ミネラルタイプの製品もあれば、スキンケア成分などをプラスして持ちや感触を良くした製品もあり、どちらを選ぶかは肌質や好みの問題といえそう。
Q.普通のファンデーションとどう違う?
使ってすぐ実感できるのは、軽くて自然なつけ心地。素肌っぽい仕上がりを求める人におすすめです。
また、多くのミネラルファンデーションブランドが、次のような特徴を押し出しています。
- 敏感肌の人でも安心して使える
- 肌トラブルを自然にカバーできる
- ブラシやパフでさっとつけられる
- 石けんや洗顔料で簡単に落とせる
Q.つけたまま眠ってもいいの?
天然由来の鉱物が主成分で、スキンケア効果を備えた製品もありますが、あくまでメイクアップコスメなので、肌ダメージの修復が進む睡眠中はできれば落としたほうがベター。「つけたまま眠れる」というのは「万が一つけたまま眠ってしまっても肌に負担をかけにくい」という意味と捉えるのが良さそう。
Q.タイプ別の仕上がりの違いは?
もともとはパウダータイプが主流だったミネラルファンデーション。最近ではプレストタイプやリキッドタイプも増えています。
【パウダータイプ】
さらさらとしたルース状のパウダータイプは、肌にふわっとヴェールをかけたような、軽やかで素肌っぽい仕上がり。パフやブラシでさっとつけられるのでメイクの時短にも一役買ってくれます。
■おすすめはコレ!
ヴァントルテ ミネラルシルクファンデーション SPF25/PA++ 全5色 本体¥3300、パフ別売り ¥500
天然ミネラルと保湿効果の高いピュアシルクで作られたファンデーション。スキンケアの後、下地を使わずパフでポンポンのせるだけで、すっぴん風美肌が完成。潤いも続きます。SPF25/PA++で日常の紫外線対策もOK。
【プレストタイプ】
ルースパウダーと比べるとしっかりとつくため、ナチュラルながらもきちんと感のある仕上がりに。固まっているので持ち運びしやすく、外出先でのメイク直しにも便利です。
■おすすめはコレ!
ナチュラグラッセ クリアパウダー ファンデーション SPF40/PA++++ 全6色 ¥4200/ネイチャーズウェイ
凹凸のカバー、透明感キープ、ツヤ感の演出、密着度アップにそれぞれ力を発揮する4種のミネラルパウダーを配合。薄づきなのに、肌のアラや毛穴はきちんと隠してくれる。紫外線はもちろん、ブルーライトもしっかりカット。
【リキッドタイプ】
密着度が高くしっとりとした質感なので、ツヤ感のあるなめらかな仕上がりに。カバー力が欲しい人におすすめです。
■おすすめはコレ!
ベアミネラル ベアプロ リキッド ファンデーション SPF20/PA++ 全10色 30ml ¥4800
ミネラルと天然由来植物の恵みをたっぷり配合。竹から抽出した微粒子パウダーがソフトフォーカス効果を発揮し、カバー力が高いのに厚塗り感がなく、セミマットな仕上がりが続く。カラーバリエーションの豊富さも魅力。
Q.パウダータイプを上手につけるコツは?
パウダータイプのミネラルファンデーションの場合、慣れないうちはムラになってしまうことも。以下のポイントを押さえれば簡単です。
1.スキンケアと下地の時点で、肌をムラなく均一に整えておくこと
ベタつく部分とカサつく部分があるというように、肌のコンディションが均一でないとムラづきの原因になります。基礎化粧品や下地はまんべんなくなじませて、カサつく部分はしっかり保湿し、ベタつく部分はティッシュオフするなど、なるべく均一に整えておきましょう。
2.余分な粉をしっかり払って無駄づきさせない
ブラシにパウダーを含ませた後、ブラシをすぐに肌に当てるのはNG! パウダーが一ヵ所にボテッとついてムラになってしまいます。必ずティッシュペーパーや手の甲で余分なパウダーを払うのが鉄則です。このひと手間を惜しまないで。
3.細部はアイシャドウブラシや指先でなじませる
目元や小鼻といったヨレやすい部分は、小さめのアイシャドウブラシを使って塗るとよりキレイに仕上がります。アイシャドウブラシを使う余裕がないときは、指先でなじませるだけでも仕上がりが違ってくるので試してみて。
肌への負担が少ないといわれるミネラルファンデーション。成分表示を確認したり、サンプルをお試ししたりして、あなたの肌にぴったりのアイテムを見つけて下さいね。
Edited by 城後 紗織
公開日:
この記事に登場したコスメ(2件)