愛月さん
ティボルトをご覧になったから、というのは知っていたのですが、どこがそんなに鮮烈だったんでしょうか。どのシーンだったりとか、覚えていらっしゃいますか？
山里さん
出てきてすぐです！！！
愛月さん
（笑）。
山里さん
もう、本当にカッコよくて。「うわ、何だこれは！ カッコいい！」となったんです。特にティボルトが自分の叶わない恋で泣きながら歌うシーンありますよね。あれがもう切なくて（泣） あと僕が好きなのは仮面舞踏会のシーン。あのときのティボルトたちの一糸乱れぬ感じでみんなが踊っているところが、めちゃめちゃ好きです。
愛月さん
あそこの振り付け、カッコいいんですよね。KAZUMI-BOY先生の振り付けなんですけど、めちゃくちゃ揃えるのが大変なところなんですよ……。
山里さん
もうね、全部です。ティボルトが命を落とすところもいいんですけど……。ただでさえ、もう「最高！」となっているところに、他の役でも出ていると知りまして。それが“死”という役で、それがもうすごいと聞いたんです。すぐにDVDを買って観たら、これはもうとんでもないな！と思って。カッコよすぎちゃって……。それで完全にどっぷりです。その頃はまだDVD買う前で分からなかったんですけど、拝見したら「あー、もうそりゃTwitterのトレンド入りするわ！」ってなりました。そこからもういろいろ過去の作品を観させていただいたんです。
愛月さん
本当にありがとうございます！ 何だかナマで直接伺うと、余計に嬉しいですね（笑）。
山里さん
大人になってオジサンになってから、新しい趣味が増えるってこんなに運がいいというか幸せなんですね。愛月さんという方に出会って“推す”ってこんなに楽しいんだ！みたいになってきたときに、あれ？ 退団って……。「僕、めちゃくちゃ好きなんです」って公言してすぐくらいだったから、周りからは「誰よりもお前が死神なんじゃないか」って言われました。
愛月さん
そんなことない（笑） そんなことないです。単独インタビューでもお答えしましたが、星組に異動してからは３作と決めていましたからね。
山里さん
あれ？ 愛月さんじゃなくて俺が“死”だったのかって（笑） いや、本当にそこですよ。本当にどの作品、役柄を見てもカッコいい。初めて和装の姿を観たときは、「おおお！ 和もいいんかい！」と絶句しました！！！
愛月さん
和も良かったんかい！！！（笑） そこまでハマってもらえると、もうありがたい、の一言に尽きますね。
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愛月さんが山ちゃんに気づいた時
