『曖昧ベッドルーム 第3話』
“恋人ではないけど、恋人みたいなことをする”関係のアキとハルト。恋人同士のように振る舞うふたりが、実は微妙で曖昧な関係であることが明らかになった前回のお話を振り返るとーー。
ハルトの部屋で“誰か”がわざと忘れていったアクセサリーを見つけたアキ。でもそれには触れず、「コンビニに行く」とひとりで外へ出ていきます。
「第2話より」
アキがハルトを責められないのは、自分がハルトの彼女ではないこと、そして彼女にはなれないことを痛いほどわかっているから。コンビニへの道すがら、アキは苦い思いを涙と一緒に飲み込みます。
そして第3話では、優しかったハルトの“裏側”が透けて見える展開に。
ひとしきり泣いたアキは、家に戻ります。泣き腫らした目に気づいていないのか、気づかないふりをしているのか、ハルトは変わらない態度で出迎え、自分が作った夕飯をアキに振る舞います。
アキの「他の人が来た時にも、こんな風に作ったりするの?」という問いかけに、ハルトは「作らないよ、誰も来ないし」。それを嘘と知りながらもほっとするアキ。
その様子から何かを察したのか、アキがシャワーを浴びている間にハルトはベッドルームへ。そして、“昨日の痕跡”が残っていないかを確かめるような行動に出ます。
もしあなたがアキだったら、彼女のようにハルトがつく嘘にホッとする? それとも彼をズルいとなじりますか?
「知らなくていいことをわざわざ知りにいって、傷つく女になりたくないな」――。最後のアキの台詞に、共感する女子は少なくないはず。
“甘くない”展開に引き込まれる『曖昧ベッドルーム』。これまで見逃していた人は、ぜひ第1話からチェックしてください!
▼作者プロフィール▼
作画:yasuna…Instagramで約11万人(2022年3月現在)のフォロワーを持つ人気イラストレーター。スタイリッシュで透明感のあるイラストで、若い世代を中心に女性たちから圧倒的支持を集める。Instagram (@ya_su_na)
原作:MIYAMU…“失恋バー”というイベントをオーナーとしてオン&オフラインで開催し、女性たちの恋愛相談にのる。書籍『ホワイトカメリア』で小説家としてもデビュー。Instagram (@muyamiyamu)
イラストレーターyasunaさん&“恋愛相談師”MIYAMUさんによる、VOCEwebのための、書き下ろし漫画「黄昏ルージュ」全4話を一挙公開!
Edited by 黒木 里恵
公開日: