──印象的だったお役は?
愛月さん
記憶にあるのはやはり『神々の土地』で演じたラスプーチンです。上田久美子先生にもすごくご迷惑をおかけしたと思うんです、もう全然つかめなくて(苦笑) 「愛月なら」と信頼してお任せくださっただろうに、あの壁は本当に大きかった。でもそういうのをひとつひとつ乗り越えて、最後の芦名銅伯が来たときには、もう先生方も「愛月はラスボス得意だもんね」という感じになっていて、私もラスボスなら任せてください!というノリで応えられる自分がいて。経験はひとつも無駄にならないのだと、それが宝塚の最後に向かって思うことでした。
▶ロングインタビューVol.2は「愛月ひかるのプライベート」
▶ロングインタビューVol.3は「第二の人生、これからの愛月ひかる」
▶「愛月ひかる×山里亮太スペシャル対談」(前編)
▶「愛月ひかる×山里亮太スペシャル対談」(中編)
▶︎「愛月ひかる×山里亮太スペシャル対談」(後編)
愛月ひかるさんの眼福カットをさらに公開!
【愛月ひかるさん・プロフィール】
愛月ひかる(Hikaru Aizuki)
千葉県市川市出身、8月23日生まれ。2007年に93期として宝塚歌劇団に入団、宙組に配属。二枚目から悪役まで幅広い役を、品格を大切にしながらも演じわけ、人気男役スターとして活躍。専科を経て星組に組替えとなり、2021年12月26日「柳生忍法帖/モアー・ダンディズム!」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を惜しまれつつ退団。5月13、14日には、退団後初舞台となる「珠城りょう1stコンサート『CUORE』」にゲスト出演予定。
シャツ ¥39600/エム(UJOH) 03・6721・0406、パンツ ¥41800/リ デザイン(EZUMi) 03・6447・1264、イヤカフ ¥2860、リング ¥2310/共にサンポークリエイト(アネモネ) 082・248・6226、サンダル ¥23100/ツル バイ マリコ オイカワ 03・6826・8826
撮影/城健太(vale.) ヘアメイク/金澤美保 スタイリング/押田綾佳 取材・文/前田美保
Edited by 三好 さやか
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