早口言葉で舌の筋力をUPさせて、顔を下から引き上げる【小顔音読】
教えてくれるのは……
ミュゼホワイトニング歯科医師
末光妙子さん
お口のケア全般に幅広い知識があり、特にホワイトニングへのこだわりは「必白仕事人」の異名を持つほど。著書『歯科医師が教える、魔法の早口ことば―小顔音読―』(ワニブックス)が好評。
『歯科医師が教える、魔法の早口ことば―小顔音読―』(ワニブックス)
舌が落ちて顔が下がりほうれい線が深くなる
「マスクの下で口が開いている人は、下あごの力が抜けて舌が落ちています」と、歯科医師の末光妙子さん。舌の筋力が低下して落ち舌になると、表情筋がゆるんで頬はたるみ、ほうれい線は深く、口角は下がるという。その解決策として末光さんが考案したのが早口言葉で顔を上げる小顔音読。
「アナウンサーなど、滑舌のよい人は、フェイスラインや口のまわりが引き締まっていてキレイです。言葉を発するときに、舌や口をきちんと動かせていると、舌や口まわりの筋力がしっかりしているので顔はたるみません。フェイスラインのたるみが気になったら、舌と口まわりの筋力アップを。意味のない言葉を早口でくり返す小顔音読で舌や口まわりを鍛えれば、顔がどんどん引き締まってきます」
舌が落ちると顔が下がる仕組み
舌の筋力が落ちてだらりと下がると、あごの周囲の筋肉もたるむ。そのため口角が下がり、ほうれい線が出やすく、あごにもたっぷりぜい肉がついて、顔が大きく見える。
【解決策】舌の筋力UPには早口言葉が効く!
意味のない言葉を早口で言うことで、舌や口、あごまわりの筋肉を総動員。さまざまな言葉を発することで、口や舌をあらゆる方向に動かして、ほうれい線やマリオネットライン、あごのたるみをケア!
舌の筋力CHECK:今、舌はどこにある?
【OK】舌が上あごにべったりくっついている
自然に口を閉じたときに、舌全体が上あごにべったりくっついていれば、舌の筋力がしっかりある状態。また、舌先は前歯に触れていないのも重要なポイント。
【NG】下あごのアーチに舌がすっぽり入っている
舌に力を入れていないと、舌が上あごから離れ、下あごのアーチに舌が入って「落ち舌」になっていたら、舌の筋力不足。顔が下がってたるむ原因に。
「落ち舌」の人は……
・顔のパーツが下がる
・しわが深くなる
・声が老ける
舌の筋力が落ちると、表情筋がたるみ、顔のパーツが下がってしわも深くなる。さらに舌の隣にある、のどの筋力も低下している可能性が。声の印象まで老け声に!
小顔音読ルール
【ルール1】鏡を見て確認しながら笑顔で行う
鏡を見ながら笑顔で音読するのがポイント。顔の筋肉を左右均等に動かせているかを確認しながら、舌と表情筋をバランスよく鍛えよう。
【ルール2】早口で3回くり返す
1回目はスムーズに言えても、2回目、3回目は舌がもつれることも。できるだけ早口で3回同じ言葉をくり返すことで、より舌を鍛えることができる。
【ルール3】慣れてきたらどんどんスピードUP
はじめはゆっくりでも舌がもつれてしまうかも。早口言葉に慣れてきたら、徐々にスピードUPして、もっと舌や口まわりの筋肉を刺激しよう。
【ルール4】メイク前とメイク落とし後、一日2回を目安に行うのがおすすめ
小顔音読は一日何回やってもOKだが、朝のメイク前や夜のメイクオフの時間に、鏡を見ながら一日2回を目安に行うのがおすすめ。血流がよくなり肌のツヤもUP。
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音読で顔が引き締まる! 早口言葉
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