なぜエアロバイクに挑戦しようと思ったか
周囲でダイエットに成功した人の話を聞くと、筋トレやパーソナルトレーニングよりも「水泳」「ウォーキング」「ランニング」「自転車通勤」など長時間行う有酸素運動で痩せている人の割合が多かったのです。特に、ウォーキングは「ゆっくり痩せてリバウンドしにくい」「腰や膝を痛めたりしない」と評判が高かったのですが、根性のない私は雨が降るとサボりそうなので、室内でできるエアロバイクを購入することに。実は、身の回りにUberEatsの配達のアルバイトを副業で始めた知人が2人いるのですが、うち1人は2ヶ月で72キロから65キロまで痩せたと話していたのも背中を押されるきっかけとなりました。
エアロバイクの選び方
エアロバイクの価格帯は、数千円〜十万円以上するものまで、幅広く分かれています。今回私が購入したのは25000円程度のもの。選ぶ決め手となったのは
「30分以上の連続稼働が可能」
「レビューを見て、音が静かという評価が高い」
「消費カロリー等の情報が出る」
の3点でした。高価なものを買っても続かないともったいないですが、あまりにも安価なものだと、ガタガタとうるさい音がする、一度に30分連続稼働できない、消費カロリーなどの情報が分からないという点がマイナスポイント。実際に使ってみて、走行時間や消費カロリーの表示はかなり重要だと思いました。「150キロカロリー消費するまでやってからやめよう」など、目で見てわかる励みになるからです。
挫折しそうになったポイント
エアロバイクに乗ってみた初日、スマホで映画を見ながら走っていたら1時間はあっという間に過ぎていきました。画面に表示される消費カロリーも300キロカロリー以上だったので「意外と簡単に痩せられるかも♪」と思ってエアロバイクから降りたのです。そうしたら、生まれたての子鹿のように脚がガクガクになっていました。次の日は予想どおり脚が筋肉痛に。しかも、「お尻の皮が痛い」という問題まで発生しました。これを乗り切るためには
■お尻が痛くならない柔らかいサドルを購入する
■体重をもっと前にかけてお尻に重みが行かないようにする。(ただし、その分手に負担が来る可能性あり)
■短い時間しか乗らないようにして、少しずつ慣らす
などの方法があるようですが、自転車に乗っている人に聞いてみると「みんな通る道、そのうち慣れる」「無理して乗っていると腰や膝に来ることもあるので最初は短めにしたら?」などのアドバイスが返ってきました。私は、一度に1時間乗ると翌日お尻が痛くなってしまって挫折しそうだったので、30分×2回に分けて続けることにしました。
乗る時間の目安は1回30分から
脂肪燃焼効果が高まる時間については20分以上、30分以上、短い時間でも効果あり、など様々な説がありますが、現在では「20分以上の有酸素運動が有効」という説が主流のようです。実際にエアロバイクにのってみても、「エネルギーが消費されている気がする!」という感覚は20分を過ぎたあたりから。そのため1回30分以上漕ぐのがオススメです。
「努力を無駄にしたくない」という効果も
エアロバイクで1日300キロカロリーずつ消費したとしても、1キロの脂肪が燃えるのに必要なカロリーは7200キロカロリーと言われているので、たった2週間ではそこまで痩せられない計算になります。でも、2週間で2キロ戻ったのは「運動で疲れて食欲がなくなる」「こんなに頑張ったんだからお菓子を食べるのやめよう」など、別の効果もあったせいだと思われます。
むくみにも効果的な自転車漕ぎ運動
自転車漕ぎをすると太ももがガッシリしそうなイメージがありましたが、女性が1時間エアロバイクを漕いだ程度では競輪選手のような太ももになるほど筋肉はつかないような印象を受けました。それよりも、股関節をしっかり動かすせいなのか、脚のむくみが取れてふくらはぎ、太ももが少しスッキリし、きつかったパンツがすっと楽に入るようになりました。
太ももやお尻が冷たい人こそ向いているのかも!
下半身が太くなりそうなイメージがあったエアロバイクですが、典型的な「下半身冷え太り」の私には、下半身に筋肉をつける、よく動かして冷えを撃退することが効果的だったようです。いつ触ってもお腹や太もも、お尻周りが冷えている……という方は、しっかりと脚を動かして下半身の筋肉を付けやすいエアロバイクが向いているのではないでしょうか。
日常生活での取り入れ方
といってもエアロバイクは買って使わないと処分が大変ですし、なかなかハードルが高いと思います。運動としては全く同じなので、日常で自転車に乗る時間を増やすのも同じように効果があるはず。普段、デスクワークで運動の習慣がない人は通勤の一部を自転車に変えるのも手ですね。週に何回か、最低30分程度自転車を漕ぐ時間を取り入れると効果を実感できるのも早いはず。ただし、エアロバイクと違って一般道には高低差があります。上り坂は太い筋肉を使うので、ここで鍛えてしまうと脚が太くなりやすいそう。脚痩せを狙うならなるべく平坦な道を選びましょう。
「自転車を持ってない」という方は、床に仰向けに寝て、自転車を漕ぐように足を空中で回す運動も、むくみ解消になるしオススメです。
とにかく挫折せず「習慣化」してしまうことが成功の鍵なので、取り入れやすい方法で試して見てくださいね!
Edited by 上岡 史奈
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