【ヘアスタイリング論】スーパータイトヘアをマスターすれば「髪」から解放される
ヘアスタイルがこなれて見えるためには、あれこれやらないことが何よりも大切。なので、巻くなどのスタイリングをする際にも、ヘアアレンジをする際にも、複雑なプロセスのないことが私の基本。中でも好きなのは、ぴっちりとなでつけてひとつにまとめたスーパータイトヘア。おくれ毛も一切なく、顔が全開になるのでちょっぴり勇気が必要なヘアスタイルなのですが、甘い服も、逆に攻めた服も、一瞬でこなれさせる便利ヘア。これをマスターできたことで、髪にまつわるコンプレックスから解放されたと思っています。
①大切なのは毛先ではない。まず、根元を起こす
乾かす際も毛先のハネにばかり気持ちがいきがちですが、スタイルを決めるのは根元。生え際に変なクセがついてしまうと思うようなスタイリングはできません。乾かす際は根元がふわっと立ち上がるようにしますし、生え際に寝癖がついたときは洗顔のついでにそこだけシャンプーし直します。
②スタイリング剤は"なりたい髪"で使い分け
軽く仕上げたい、まとまりを良くしたいなど、スタイリングのサポートをしてくれるオイルやヘアバターは、その日になりたい髪に合わせて数種類を用意して使い分けています。使う際に最も気をつけているのはつけすぎないこと。一度つけてしまったら洗う以外にリカバリーの道はないので。
・柔らかくてしっとりさせたいとき
「まるで美容液のように美容成分がたっぷり。こくっとしたテクスチャーオイルが髪の広がりを抑えてしっとりやわらかに」
・軽やかな髪に仕上げたいとき
「風にサラリと揺れるような軽さが出せます。髪が細くオイルを使うとペタッとしちゃう人にも」
ココンシュペール スインググロスオイル
80㎖ ¥1800/クラシエホームプロダクツ
・ストレートっぽくタイトにまとめたいとき
「髪に栄養を与えつつ、つやんと仕上がる便利なオイルスプレー。つけすぎると重くなっちゃうので、適量の見極めもポイントです」
・束感あるカールに仕上げたいとき
「ヘアアレンジで束感を出したいときや、タイトに仕上げたいときに。軽さのあるヘアバターなんで、ぺったりしないのが◎」
mm クリームバター
300g ¥3000/ビューティーエクスペリエンス
③ドライヤーとアイロンには投資する
ドライヤーに求めるポイントは、風量が大きく、素早く乾かせること。でもオーバードライにならないこと。アイロンは、テンションがかけやすい形状と素早くツヤツヤのストレートにできる機能性。アイテム次第でかなり仕上がりの質が変わるので、この2つには、投資すべきだと思います。
「しっとりとまとまるのに軽い髪に仕上がるドライヤー。水分量もしっかりキープしうるツヤに」
「かなりクセが強い私の髪でも簡単にツヤサラなストレートヘアに。しかもスピーディに仕上がるのも魅力」
撮影/来家祐介(aosora) ヘア/津村佳奈(un-ami) スタイリング/石関靖子 取材・文/中川知春
Edited by 大森 葉子
公開日:
この記事に登場したコスメ(3件)
この記事に登場したプロ