「それで別れたこともある」PMSで困ること
「以前はPMSという言葉を知らず、生理前になると寝坊しちゃったりして仕事に支障もあるし、なんでこんなにポンコツなんだろうって自分を責めてました。彼にも当たってしまって『耐えられない』と振られたこともあります」(29歳/法律関係)
「とにかく過食がやばい。焼き肉を食べた後にコンビニ寄ってチョコレートにポテチに激辛カップラーメンなどを夜中に食べてしまい、翌朝ニキビと胃もたれで後悔するけれど止まらない。生理前はずっと食べてしまい、生理後に焦ってダイエットするの繰り返し」(30歳/ライター)
「悪いことばかり考えてしまう。浮気を疑ってしつこく聞いたり、自分が誰からも愛されていない気持ちになる。この世に存在する意味が分からなくなるくらい落ち込む」(24歳/医療関係)
肌荒れ、むくみ、他人や自分へのネガティブな思考や言動、過食など、PMSは「自分を嫌いになってしまうような症状が出る」とひとくくりに出来るのかもしれません。これ、恋愛にもかなり悪影響を及ぼしますよね。男性にとって、リアルには想像ができないPMS期間や生理中の辛さ。その影響で当たられたりすることについてどう思っているのでしょうか?
PMSに対する男性の意見
「はっきり言ってくれないと『俺が何をしたんだろう』と悩んでしまうので疲れる」(23歳/教育関係)
「姉と母がPMSが酷いのを見ていたので、『触らぬ神に祟りなし』だなと思っている」(28歳/公務員)
「いい大人なんだから、そのくらい自分でコントロールして欲しい。病院で相談するなど、解決するための努力をしたうえでも治らないなら仕方ないが、自分側には不手際がないのに女性側が勘違いして怒っていたり、男性側の名誉を傷つけるような言い方をする場合は別れたほうがいいと思う」(33歳/不動産関係)
PMSが酷い女性にとって、その時期は「別の人格に乗っ取られている」と表現したくなるくらい自分の体が思い通りにならないことがあります。例えば、色々と察してくれない彼に対して「なんで分かってくれないの!」と怒ってしまったり、「だからダメなのよ」とキレてしまったり。それに対して男性は、彼女の状況がPMSだからしょうがないと思おうとしても「暴言で傷ついた」という事実にどうしても目が行ってしまうんですね。その結果、「もう付き合えない」という結論になってしまうのです。
PMSとの付き合い方
「あまりにも生理前のメンタルのボロボロさに心配した彼が調べてくれて、『ピル飲んだら?』と一緒に病院についてきてくれました。毎月の低用量ピル代も半分彼が負担してくれてます」(25歳/エステ勤務)
「彼が『大人なんだから不機嫌になるのはやめて欲しい』とあまり理解を示してくれないので、なるべく生理前は会わないようにしてます」(34歳/飲食関係)
同棲している場合などはなんとなく彼女の生理周期は把握している彼氏が大半かも。でも、「生理中はお腹が痛くなる」などの知識はあっても、PMSのことまでは知らない男性が多いのかもしれません。自ら積極的に女性の体を理解しようしてくれる彼と付き合っている女性は幸せですね。ただ、こちらからも伝える努力は必要でしょう。恥ずかしくて直接話しづらいという場合は、PMSについて書かれた本を渡す、Webサイトのリンクを送って読んでもらうなどの方法も。彼にも知識を持ってもらうことで、その時期にお互い納得して距離を置くなど、PMSによる影響のかわし方を身につけてもらえる効果もあるでしょう。
PMSに対して効果があったもの
私自身も10年以上PMSに悩まされてきました。そのなかで個人的に効果があったと感じるものは以下です。
─低用量ピル
─運動で血流を良くする
─PMS改善注射
─市販薬「命の母ホワイト」
─早寝早起き
─カフェインのとり過ぎを避ける
─亜鉛や鉄分の不足に気をつける
─お酒を控える
とくに、PMSの時期に寝不足だとお酒が回りやすく、酔うと感情がたかぶって人に絡んでしまいがちでした。なのでスマホのカレンダーに「この時期はなるべく人と会う約束避ける」とコッソリ入れておいて、飲み会などの予定を入れないようにしています。生理日管理アプリなどに、「寝不足の翌日はむくみが酷いかも」「コーヒー控えたら次の日いイライラしづらい気がする」など一言メモしておくと、自分なりのPMSとの付き合い方が見つけやすい気がします。自分の体とは一生付き合っていかなくてはいけないので、自分に合う方法が見つかるといいですね。
Edited by 上岡 史奈
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