植松晃士の街角観察ルポ!『時代遅れのコンサバおブス』に辛口ダメ出し&アドバイス
植松晃士 UEMATSU KOJI
ファッションプロデューサー。VOCE読者にとっては“ファッション×美容”のご意見番!
植松: この前、街で見かけたのよねぇ、彼の家にご挨拶に行ったならばウケそうな、一見、コンサバスタイルの子。
編集N: “一見”が気になりますね……。
植松: あら、鋭いじゃない。衿や袖口にファーがついたダッフルコートにAラインの膝丈スカートを合わせて、靴はストラップつきのフラットシューズ。これって彼にも彼の親にも安心感を与えるから、ちょいモテスタイルではあるのよ。
編集N: おっ、ちょいモテ、イイじゃないですか。
植松: でもね、それって王道コンサバというよりはクラシック。コンサバってね、時代によって変わっていくからコンサバであって、ひと昔前のままでは違うのよね。
編集N: なるほど、確かに時代によって定番も変わりますもんね。
【今月のおブス】 時代遅れのコンサバおブス
植松: 靴はヒールにしたいよねとか、ストラップは要らないよねとか、スカートは短くして脚を魅せたほうがいいよねとか、ちょいちょい思うところはあったけど、いちばんのおブスポイントは、髪型。
編集N: えっ、意外。どんな髪型だったんですか?
植松: 前髪厚めのパッツンボブ。大正〜昭和初期に活躍した画伯、岸田劉生氏の「麗子像」を思わせるような感じよ。気になる人はぜひググってみてね♡
編集N: 確かに重い印象かも。モード感もあるから、洋服のクラシック感とチグハグですね。
植松: そうなのよ。実はこの前、ミス・ユニバースの取材に行ってたんだけど、少なくともベスト20に前髪がある人はいないのよ。ハリウッドの大女優も基本的には前髪がないでしょ。つまり、普遍的で世界的な美の基準としてパッツン前髪は、なし!
編集N: となると、まずは前髪をカットしたほうがよさそうですね。
植松: ぜひ、いち早く前髪を切って呪縛から逃れてほしいわ。いっそのこと、クラシックなファッションに合わせて、ひと昔前に流行ったエアリーな巻き髪にするのも、それはそれで、ありよ。そして、もうひとつのおブスポイントが、肌。超厚塗りどマットな肌だったんだけど、、ク ラシックな服装と、重い前髪と相まって、ものすごく古臭く見えちゃったのよ。
編集N: 肌もテコ入れが必要ですね。
植松: 絶対にツヤが欲しいわね。そうすると鮮度が足されるから、古臭さがかなりリフレッシュされるはず。。肌と髪って、その人の印象を大きく占めるパーツだから、たとえ、服はこのままでも、オシャレ感はぐっと増すはずよ。
編集N: 今季はこなれたツヤをいつものファンデの上にプラスできるものが充実しているから、ちょうどイイですね!
植松: ぜひ、ツヤ足ししてほしいわ!!
今月の “美の格言”
「古臭い印象は肌と髪型に鮮度を足して払拭して!」
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撮影/伊藤泰寛 ヘアメイク/松本晃幸 スタイリング/曽我部将人 イラスト/黒猫まな子 取材・文/楢﨑裕美
Edited by 藤平 奈那子
公開日:
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