正しい座り姿勢で体がラクになる!

【首こり・肩こり・腰痛解消に!】その不調、「座り姿勢」が原因です!

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【首こり・肩こり・腰痛解消に!】その不調、「座り姿勢」が原因です!

座りっぱなしのリモートワークが増え、アラサー世代の腰、肩、首の不調が急増。その原因はすべて悪い姿勢にアリ⁉︎ 痛みがひどくなる前に、正しい姿勢を身に着けて仕事の効率アップを!

こんな悪姿勢が不調を招く

床にあぐらをかく、高さが合わないイスでの猫背姿勢、『リモートワークあるある』のこれらの姿勢。身に覚えがあったらそれが不調の原因かも!

お話を伺ったのは……
銅冶英雄(どうや ひでお)先生

お茶の水整形外科 機能リハビリテーションクリニック名誉院長

銅冶英雄(どうや ひでお)先生

医学博士。自身が考案した「痛みナビ体操」で6万人以上の関節痛を改善し、クリニックには全国から腰痛、関節痛に悩む人々が訪れる。著書は『頸椎症を自分で治す!』(主婦の友社)ほか多数。

リモートワークの2大悪姿勢はコレだ!

長時間の床座り
最も避けたいのはあぐらをかいてパソコンを打つ姿勢。背中が丸まって腰椎(腰の骨)に大きな負担がかかるため、腰痛になりやすい。

猪瀬百合さん/【長時間の床座り】首が前に出る、前のめりになる、画面をのぞき込む

長時間のイス座り
イス座りは座面に体重が分散されるので床座りよりはいいが、猫背+首を前に出して画面をのぞき込む姿勢では首、肩、腰への負担大。

猪瀬百合さん/【長時間のイス座り】首が前に出る、画面をのぞき込む、猫背、腰が丸まる

長時間の座りっぱなしは重い荷物を持つのと同じ

ここ2~3年で日本中に肩こり、首こり、ぎっくり腰や腰痛に悩む人が急増中!「自粛生活が続き、家で座りっぱなしという人が増え、年齢に関係なく腰や首、肩に不調を抱えている人が増えています」と、整形外科医の銅冶英雄先生。仕事やSNSに集中していて、何時間も同じ姿勢という人は多いはず。また、家のイスは高さが合わないし、イスがなくて床座りなんてケースも少なくない。

銅冶先生
銅冶先生

長時間悪い姿勢を続けることは重い荷物を持つのと同じくらい腰や首に負担がかかります。腰痛や首こり、肩こりの原因の多くは悪い姿勢が原因。私たちの背骨の間には、背骨を動かすために椎間板(ついかんばん)が挟まっていますが、悪い姿勢が続くと腰や首の椎間板がずれて神経を刺激し、痛みが発生します。痛みを軽減するためには正しい姿勢を身につけ、長時間同じ姿勢をとらないように気をつけましょう。


痛みが起きるのは椎間板のずれにアリ

背骨は椎骨という小さな骨で構成され、椎骨と椎骨の間に椎間板が挟まっている。猫背など悪い姿勢が続くと椎間板の中央にある髄核がずれて椎間板の外側の線維輪に亀裂が入り、髄核が後方へ移動して神経を刺激し痛みが発生。

イラスト/悪い姿勢、正しい姿勢

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正しい座り姿勢をマスター!

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