◆教えてくれるのは……
パーソナルフェイストレーナー 木村祐介さん
日本で唯一のパーソナルフェイストレーナーとして、オリジナルの「美顔ワークアウト」メソッドを考案。著書は『小顔 ワークアウト』(ワニブックス)。インスタグラムID kimura__yusuke
顔の体幹は“唇”だった!
顔の多くの筋肉は唇を囲う口輪筋に向かって伸びている。だから、唇を鍛えれば顔の多くの筋肉を刺激できる。
1. 口輪筋【ここが体幹!】
唇を囲うドーナツ形の筋肉で、顔の筋肉の体幹にあたる。口を開け閉めするときに使う。
2. 咬筋
物を嚙むときに使う筋肉。食いしばりがあると、咬筋が硬くなり、エラが張る原因に。
3. 胸鎖乳突筋
首の横から鎖骨に向かって走る筋肉。ここがこると顔が下へと引っ張られたるみの原因に。
4. 前頭筋
おでこから背中につながり、顔のたるみをぐいっと引き上げてくれる筋肉。
5. 側頭筋
こめかみあたりにある、頭の側頭部にある筋肉。下あごを動かす役目がある。
6. 眼輪筋
目元を囲むようにドーナツ形に走る筋肉。目のたるみやしわと関係がある。
7. 大頰骨筋
口角からほおに走る筋肉。ほおを引き上げて、笑顔をつくる。衰えるとたるみに。
8. 笑筋
口角を横に引っ張ったり、笑ったときにえくぼをつくる筋肉。口輪筋に付着している。
⇒大事な筋肉は唇とつながっている!
唇を鍛えればリフトアップが叶う!
老け見え顔は一日にしてならず。毎日意識しないで習慣化していた、顔の間違った動かし方やスキンケア法が、老け見え顔をつくっていたという恐ろしい事実が!
「同じアラサー世代でも、老けて見える顔と若く見える顔の方がいます。つまり、年をとったから老けるのではなく、日頃の顔や体の使い方の間違いが、年齢以上に老け見え顔にする原因です」(木村祐介さん)
ゆるゆるとたるんできた顔を引き上げるのに効率的な方法が、唇体幹トレーニング。
「体のトレーニングでは、軸となる体幹を鍛えて引き締まった体をつくります。顔で体幹にあたるのが唇。顔の筋肉のほとんどは、唇のまわりを囲う口輪筋に向かって伸びています。そのため、唇の筋力を鍛えれば、顔のリフトアップはもちろん、ほうれい線ケアや目のたるみなど、あらゆる老け見え顔の悩みを解決することが可能です」
イラスト/ヤマサキミノリ 取材・文・構成/山本美和
Edited by 中田 優子
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