初めてのメイクの記憶は母がぬってくれたピンクリップ
私にとって、メイクはとても、近い存在。いちばん印象に残っている思い出は、幼稚園のクリスマスパーティーで、母にピンクのグロスをつけてもらったこと。そのとき、ああ、口紅をつけるだけでこんなに人の印象や雰囲気が変わるんだ、ってとてもびっくりしたのを覚えています。それが、初めてのメイクの記憶。物心ついたときからずっと、母がメイクをするときは隣で見ていたから……。今、それがとても参考になっている気がします(笑)。また、12歳のクリスマスには、祖母が「これ、つけてみてね」と、シャネルの赤リップをプレゼントしてくれて。大人になったみたいで、とてもうれしかったですね。
小さなころ、祖母がシャネルの赤リップをプレゼントしてくれました。大人になったみたいでうれしかった。
MAKE-UP ITEMS
EYE/レ キャトル オンブル 314(限定発売)、シニャチュール ドゥ シャネル 10
LIP/ルージュ アリュール インク 198(限定発売)、ルージュ ココ 444
HIGHLIGHT&CHEEK/ボーム エサンシエル トランスパラン、パレット エサンシエル 150
強い自分になりたいときは、目や口を強調します。メイクから自信をもらえるから
メイクはもちろん、ヘアスタイルも洋服も、それぞれ違うキャラクターにスイッチを入れてもらえて、とても新鮮でした。仕事を始めてからというもの、メイクの力に夢中なんです。感情や個性を引き出してくれると気づかされたから。目をアイラインで強調すると強い女性、唇を柔らかい色でつくると優しい女性、といった具合に。私自身、強い自分になりたいときはメイクで目や口を強調します。メイクに支えられて自信が生まれるんです。
MAKE-UP ITEMS
EYE/レ キャトル オンブル 314(限定発売)、シニャチュール ドゥ シャネル 10
LIP/ルージュ アリュール インク 200(限定発売)、ルージュ ココ フラッシュ 86(3/8発売)
HIGHLIGHT&CHEEKS/ボーム エサンシエル トランスパラン、パレット エサンシエル 150
メイクはエモーショナルなものを引き出してくれる大切な存在
たとえば、このメイクで、初めてつけたピンクのクリームアイシャドウ。目元がふわりと淡いピンクの光に包まれることで、目がいつもより柔らかく見えた。とても女性らしい気持ちになれて、プライベートでも試したい、とわくわくしました。メイクは、内側に眠っているエモーショナルなものを目覚めさせてくれるもの。自分も知らない自分に出会える、みたいに……。そういう意味でも、メイクは大切な存在だと思います。
MAKE-UP ITEMS
EYE/レ キャトル オンブル 316(限定発売)、オンブル プルミエール クレーム846(限定発売)、スティロ オンブル エ コントゥール 04、ディマンシオン ユルティム ドゥ シャネル 10
L I P /ルージュ ココ フラッシュ 84(3/8発売)
HIGHLIGHT&CHEEK/ボーム エサンシエル スカルプティング、パレット エサンシエル 150
撮影/宮崎裕介(SEPT)、高橋一輝(静物) ヘアメイク/菊地美香子(TORON) スタイリング/亘つぐみ(angle) インタビュー・文/松本千登世 衣装協力/シャネル
Edited by 遠藤 友子
公開日:
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