教えてくれたのは……
バレエダンサー 竹田純さん
ヨーロッパでバレエダンサーとして活躍後、帰国。現在は、自身が考案したメソッド『床バレエ』の普及や、美尻王子としてメディアでも活躍中。著書に『1分!美尻立ちダイエット』(学研プラス)ほか多数。また、『床バレエ』のレッスンが受けられる『床バレエスタジオ』(東京・目白)にて、随時レッスンを開催中。https://www.yukaballet.jp/
足裏と足の指の筋肉をつければ、美姿勢と美尻が叶う!
足の裏で立っていることを意識したことがありますか? 実は足の裏には細かい筋肉がたくさんあり、立つ、歩くなど、多くの動作によって足裏の筋肉は刺激されているのです。ところが、悪い姿勢のまま歩いていたり、どちらかの脚に体重をのせるゆがんだ立ち方では、足裏の筋肉をまんべんなく使えていないそう。足裏の筋肉が衰えると、脚全体の筋肉が衰え、ブス尻、ブス姿勢を招くとか。そこで足裏の筋肉を使うバレエダンサーの立ち方を使ったエクササイズを美尻王子・竹田純さんに教えてもらいました。
「バレエダンサーの足の裏と足の甲や指は、しなやかに動く筋肉がついているんだ。これは、バレエの基本の立ち方【アンドゥオール】をはじめ、バレエは足の裏の筋肉がないとキレイな動きができないから。アンドゥオールとはバレエの1番ポジションと言われるバレエの基本。誰でもバレエを習うと初めに教えてもらう姿勢。ポイントは股関節から外旋(外側に開く)させて立つこと。ただつま先を開くのではく、足首から股関節やお尻まできついチャックを締めるように脚を絞り上げていくイメージ。はじめの頃はバランスがとれなくて、フラフラしちゃうから、壁やイスの背に手を置いて行ってね。そして大事なのは、足の裏でしっかり床を押すこと。床を押した反動で背が伸びるように立つと、自然にお尻に力が入って、キレイな姿勢がキープできるよ。そこから足の指とそのつけ根で立つ【ルルべ】を練習してみて。足の裏と指の筋肉が鍛えられると、猫背とはさよならできるから!」
足の指の力をつけて美姿勢と美尻をつくる【アンドゥオール&ルルべ】
バレエダンサーの基本の立ち方をマスターして、いつでも美姿勢をキープ。足でしっかり床を押すイメージを持つと、自然に姿勢がまっすぐ美しいポジションに安定します。
STEP1:股関節から脚を外側に開いて【アンドゥオール】
イスの横に立ち、片手をイスの背に添える。かかとをつけ、股関節から脚を開いて【アンドゥオール】の姿勢で立つ。ふくらはぎ、ひざ、太ももの内側のラインがピタッとついて、お尻が中央に締まった感じがあればOK。
STEP2:足の指とつけ根で立って【ルルべ】
1の状態からかかとを上げて、足の指とつけ根だけで立つ【ルルべ】に。足の指のつけ根で床を押すようなイメージで立つのがポイント。
STEP3:足の指のつけ根で立ち、ゆっくりとひざを曲げる
2の姿勢を崩さないように、ひざを軽く曲げる。常に足の指のつけ根で床を押すと、ぐらぐらしない。1度ひざを伸ばして2のポーズに戻ったら、かかとをおろして1のポーズへ。STEP1~3の動きをゆっくりと5セット行う。
足の指を動かしやすくする【足指ストレッチ】
足の指や足裏が硬いと、今回紹介するエクササイズが上手にできません。エクササイズの前後やお風呂の中で、足裏をもんだり、足指を動かすストレッチを行って! 使える足裏にすると、バレエダンサーのような美尻&美姿勢、そして美脚にも近づけるそう!
美姿勢の土台をつくる【足指ストレッチ】
片方の足を反対の太ももの上にのせる。足の指を上からつかみ、足指全体をじっくり曲げたり、伸ばしたりをくり返す。10回を目安に行ったら、反対側も同様に。
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プリッと上がった美尻づくりを意識することで、全身引き締まる! バレリーナの立ち方を元に考案された、1分美尻立ちエクサは、お尻周りのインナーマッスルを連動して使う、静的トレーニング。いつでもどこでも毎日できるから効果が出やすいと体験者も実感。
モデル/VOCEST!辻岡奈保美
Edited by 山本 美和
公開日: