教えてくれたのは…
美ボディメイク・ダイエット指導のスペシャリスト
石本哲郎さん
女性専門パーソナルトレーナー。のべ1万人以上の女性の体づくりを指導、成功へと導く。女性のダイエットに関わる医学、栄養学、トレーニングメソッドを研究。さらに女性がどんなときにダイエットに挫折するのかを知るために、自ら意図的に太って痩せる実験を27回行ってきた。モデルやタレンドではなく、ダイエットに悩む一般女性の指導をもっとも得意としている。著書は『予約の取れない女性専門トレーナーが教える 筋トレなし、食べてやせる!神やせ7日間ダイエット』(KADOKAWA)ほか多数。
Instagram:@ishimoto14 Twitter:@ishimoto14 Blog:https://www.body-make.com/blog/
ダイエット中のランチは「コンビニ飯」を賢く使おう!
仕事中のランチは、ほっと一息つけるリラックスタイム。昼はオフィスを離れて外食派! という方も多いかもしれません。でも、もしあなたがダイエット中なら、「100点満点の外食はない」ことを覚えておいてほしいと思います。例えば、定食屋さんの人気メニュー「サバの塩焼き定食」は、なんと1000kcal近くある場合も。半身で1尾分出てくることも多く、僕がすすめする1食あたりのたんぱく質摂取量目安20〜30gもオーバーしがちです。
カロリーを抑えるために「ご飯抜き」にする方もいますが、糖質が体内に不足すると、炭水化物以外から糖を生みだそうとする「糖新生(とうしんせい)」が起こることに。「糖新生」は、本来なら筋肉をつくる働きをしてくれるはずのたんぱく質の栄養素が、エネルギーに変換されてしまうため、筋肉が落ちて、“健康的なボディメイク”からは遠ざかってしまいます。
そこで、栄養バランス・カロリーの観点から僕が推薦したいのが、「コンビニ飯」を上手に活用したランチです。仕事が忙しい日の“パパッと飯”のイメージが強いコンビニ飯も、「組み合わせ方」のコツを押さえることで、ダイエットに最適なランチに早替わり! ここからはそのコツをお伝えしていきますね。
●「コンビニ飯」の組み合わせのコツは?
女性が体内で効率よく使える1食あたりのたんぱく質は約30gです。また、ダイエット中の1日の摂取カロリーは1200kcal以内、ランチは500kcal以内を目安に。この数字がメニュー選びのベースになります。そこで、僕が考える基本的なコンビニランチの組み合わせは以下の2パターン。
【Aパターン】
・サンドイッチ
・和菓子
・ヨーグルト(濃縮タイプ)
【Bパターン】
・おにぎり1個
・サラダチキン(好きな味を選んでOK)
・野菜ジュース(野菜汁100%のもの)
ダイエット中だからといってサラダチキンだけかじる、ヨーグルトだけ食べるといった極端な食事は、午後のガス切れを起こすだけでなく、代謝が落ちてやせにくくなる原因にも。ランチでは炭水化物を適量摂り、適度にエネルギーチャージするようにしましょう。
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パスタが食べたいなら、2つのポイントに注目
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