【お題 3】メイクで透明感を出すときに心がけていることは?
「角とラインをつくらない」(中野さん)
中野さん
ハッピー感のある透明感を表現する際には、眉の中の角や目のキワにくっきりとした直線のラインはつくらないようにします。
田中さん
眉の角とアイライン!?
中野さん
それらを主張してつくる“美”もあるけど、透明感に関していえば、そこが強くないほうがいい。そうすると表情の動きにパーツが自然に寄り添って幸福そうな笑顔になれるし。色も重要。主張する色や漆黒は色の存在感が透明感を邪魔してしまうから。
「儚げではなくハッピーな空気感を」(田中さん)
田中さん
かつては血色レスな儚げな透明感に憧れました。でも弾むようなハリとハッピーな透明感も必須だなぁと思うように。
中野さん
儚げも素敵だけど、確かに今のみな実さんには幸福感も似合う!
田中さん
お顔全体の印象もシュッとしすぎているより、ほわっと柔らかな感じを目指しています。
中野さん
実は今日、みな実さんをメイクでまぁるくプリプリに太らせようと思ってたの(笑)。みな実さんの中にあるポジティブでハッピーなエネルギーを落とし込んだ透明感。これって今、みんなが欲しいものだと思うのよね。
【お題 4】2022年の透明感プランは?
「『透明感と言えばこれ!』ととらわれずに毎日違うメイクを!」(中野さん)
中野さん
手持ちの色だけでも、濃淡を変えたり入れる場所を変えるだけで印象は変えられます。透明感だって一種類じゃない。たくさんの選択肢の中から毎日違うメイクで楽しみながら、好きなもの、似合うものを探してほしいですね。
田中さん
どうしたら、皆さんそれぞれ好みの透明感が見つかりますかね?
中野さん
ルーティンに頼らないこと。“今日”の自分をじっくり見て、メイクをする! 案外トラブルやくすみをしっかり隠すほうが透明感が出る日もあったり。どんなメイクをするにせよ、自分をよく見てその日必要なことをするのが大切かも!
「“こうしなきゃ”から解き放たれて素材活かしの透明感を!」(田中さん)
田中さん
とことん透明感を追求したい! その気持ちに変わりはありませんが、最近は目指すべき方向性が少し変わってきました。
中野さん
それはどんな変化?
田中さん
“自分史上”最高の透明感を更新していきたいと思うようになったんです。ない要素をあるように見せるとどうしたって不自然になってしまう。自分という素材について深く知り、大切に育んでいきたいです。
中野さん
みな実さんは自分の肌や心のトリセツがちゃんとわかってる人。そこにそのマインドが加わったら無敵ですね。
2022年はポジティブオーラを放つような透明感が欲しい!
撮影/菊地泰久(人物)、伊藤泰寛(静物) ヘアメイク/中野明海 スタイリング/西野メンコ モデル/田中みな実 取材・文/中川知春
Edited by 松本 薫
公開日:
- 1
- 2
この記事に登場したプロ