“こうあるべき”なメイクマニュアルに縛られ、自分の振り幅を狭めてしまっている可能性も？ そこでヘアメイク河北さんが、悩める読者に向けて自分の魅力をもっと引き出すメイクを提案します。
教えてくれるのは【河北裕介さん】
VOCE読者が河北メイクで変身します！
８月22日～９月10日の短期間で、公式ウェブサイトの応募フォームには全国から600人を超える応募が。みなさんのアツい思いとお悩み、セルフメイクを受け、当選者を決定！
丹司有香さん（21歳）
【Ｑ.応募の動機は？】
いつもと違うメイクで冒険してみたい！
「普段ヌーディカラーでワンパターンにまとめがち。いつもと違うメイクに挑戦して、イメージを変えてみたい」
濃い色リップ初心者は引き算アイメイクを
河北裕介さん：「自分のことをよくわかってメイクをしてるね。100点！」
丹司有香さん：「本当ですか？ でもいつも同じメイクだから味気なくて。かといって、どんな色を使って、どう冒険していいかもわからず迷走中……」
河北裕介さん：「そういう場合は、リップが手っ取り早い。赤ではなくて、パープルがかった色を使うと今年っぽくなるよ」
丹司有香さん：「そういうときって、目元やチークってどうします？」
河北裕介さん：「リップが血色感を出してくれるからノーチークでOK。アイシャドウもツヤを出す程度にするとバランスが良いよ」
丹司有香さん：「それなら私でもできそう」
河北裕介さん：「引き算をしているぶん、目元はインラインでぼやけないように。黒目の上だけ太めに描くと、リップを引き立てながらも負けない目ヂカラが出るよ」
河北メイクで変身！
HOW TO MAKE-UP
◆EYELINE
SHISEIDO マイクロライナーインク 02 ￥3500／資生堂インターナショナル
描き心地の良いジェルベース。にじみにくい濃密発色。
粘膜ラインは黒目の上だけ太めに描く
アイシャドウの柔らかさを消さないブラウンのアイライナーを。全体にインラインを引きつつ、中央だけ太めに描いて黒目印象を強化。
◆LIP
SHISEIDO モダンマット パウダーリップスティック 522 ￥3600／資生堂インターナショナル
こなれ感を引き出すマット質感。
中央から塗り広げNOTクラシカルに
アウトラインからきっちり塗ってしまうと、古臭い印象に。中央から広げ、輪郭はラフに。上下の唇を１：１の比率にすると上品。
◆EYE
ミネラルアイバーム ジンジャーゴールド ￥2500／エトヴォス
抜け感のあるベージュゴールド。乾燥からまぶたを守る美容成分も配合。
アイシャドウはツヤを足す程度に引き算
唇にポイントを絞るため、アイシャドウは練りタイプでツヤを足す程度に。明るめベージュなら重たいまぶたをスッキリ見せる効果も。
完成！
冒険するなら、まずリップ！ パープル系なら鮮度も狙える
「今年らしさを狙いたいなら、パープル系のリップがイチ押し。中でも、赤みがかったパープルなら失敗知らず。リップがポイントなぶん、チークやアイメイクは引き算をしてバランスを取って」（河北裕介さん）
【Ｑ.終わってみてどうでしたか？】
「パープル系の色リップが、意外と似合うんだな～と新しい発見！ 高度な技は無理だと思っていたけれど、他のメイクを引き算すれば良いだけなので、これなら普段メイクでも取り入れられそう。早速デパコス見に行きます！」（丹司有香さん）
「リップ、すごく似合ってるよ～！」（河北裕介さん）
その他使ったアイテム
ミネラルハイライトクリーム ￥3500／エトヴォス
スキンケア後の繊細タッチでツヤ肌を再現
河北メイクの定番、ハイライトクリーム。発光するような自然なツヤをプラス。
フローレス フュージョン ウルトラ ロングウェア コンシーラー 全６色 各￥3200／ローラ メルシエ ジャパン
イエロー系とベージュ系を使用
クマに2W、頰に2N。
ミネラルUVグロウベース SPF37／PA+++ 30g ￥4300／エトヴォス
ツヤ仕込みに欠かせない下地
河北プロデュースのツヤ下地。洗顔でオフできる優しい処方。
リテクスチャリング ファウンデイション SPF25／PA++ 25ml 全6色 各￥4500／イプサ
素肌感を残して透明感アップ
ファンデーションは、顔の中心のみON。
クリエイティブ オイル（シアーゴールド） 15ml ￥2500／イプサ
生命力を取り戻すツヤオイル
ファンデーションと混ぜて使うことで、イキイキとしたツヤ肌に。
ミネラルローライトペン ￥3500（限定品）／エトヴォス
自然な陰影を作るシェーディング
小回りの利くペン型のシェーディング。下地を仕込んだ後すぐに使用。
ポマード アンド パウダー ブロウ デュオ ブロンド ￥3300／ローラ メルシエ ジャパン
繊細タッチで描ける眉パウダー
ポマード質感で、失敗知らずな仕上がり。
ヘアメイク／河北裕介 撮影／竹内裕二（BALLPARK）、伊藤泰寛（静物） 取材・文／佐藤愛子
Edited by 藤平 奈那子
公開日：
