一番思い出に残っているのはマダム・ヴォルフのアクセサリー
美夢
現役時代、今でも思い出に残っているアクセサリーはありますか？
伶美さん
アクセサリーはかなりこだわっていましたね。どんな公演の時もその時代に合った質感のものを使いたかったので、アンティークショップにはかなり足を運んでいました。
美夢
石やパールの質感って全然違うもんね。
伶美さん
そうなんですよね。いくつか買ったアクセサリーを分解して、組み合わせて１つのネックレスにしたり……買ったものをそのまま使うということはあまりなかったかもしれません。
美夢
アクセサリーをパーツ使い！
伶美さん
そうです、そうです（笑） 一番思い出に残っているのはマダム・ヴォルフかなぁ。とにかく盛る、みたいなところがあったので、たくさん重ねて蜘蛛の巣をイメージしたネックレスを作りました。
美夢
私、ゆうりちゃんのマダム・ヴォルフのスチールが大好きなんです！
伶美さん
ありがとうございます～。スチール撮影は、踊るわけではないから舞台ではできないことができるんですよね。マダム・ヴォルフのスチールは、かつら屋さんと相談して花をたくさんつけたのですが、その花もただの赤ではなく1つ1つ黒いスプレーで色付けして作ったんです。
美夢
手が込んでる！
伶美さん
作るのが好きなので楽しかったですね。娘役って舞台稽古の前に徹夜して飾りを作ったりしますが、私は公演の途中でも気にいらなかったら作り変えたり、飾りを足したり、ちょこちょこ直していましたね。
美夢
やっぱり美しい方って追求し続けているんですね。
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