2018年下半期ベストコスメを分析!「スゴいコスメ」座談会
この3名が分析!
科学者、ときどき「みよじ刑事」!
ビューティ界の知的財産。
最新美容トレンドの発信源!
目まわりの"筋肉"に着目したポーラに拍手喝采!
着眼点の進化が著しい
岡部: 下半期の最優秀賞は、ポーラのアイクリーム(A)。この受賞は、審査員の誰もが納得する結果だと思います。
安倍: 眼球を支えている筋肉、眼輪筋へのアプローチが画期的でしたね。「ハリ・立体感のある目元には眼輪筋の厚みがある」という着眼点。ポーラだけでなく下半期は筋肉や脂肪など、これまで美容医療の専門だったものに進出した製品が多かった。しかもしっかり研究に時間をかけ、エビデンスもきっちり取っているような製品揃いで。
近藤: 美容皮膚科のドクターだと専門の皮膚部分だけに治療が限定されるけれど、今のトップコスメは皮膚はもちろん皮下脂肪や筋肉まで、関連する部分全体にアプローチして “理想の目元” を目指している。おかげで、効果の高い製品がどんどん生まれていますよね。特に今期は、アイケアやリップケアといったパーツケアに本気なものがたくさん登場していますね。
岡部: 今期は “表情” に着目した製品が本当に多かったですね。メイクで表情を変えるのではなく、スキンケアでそれを変えていく。その流れの真っ只中にあるアイケア製品に、今回は特に力を感じました。
安倍: パーツケア部門で2位を獲得したのは、SUQQUのアイクリーム(C)。血流を促してハリ、弾力を復活させるというコンセプト。リフティングものが充実している今期らしいアイテムでしたね。
岡部: 成分自体も優れていますが、僕は付属のアプリケーターにも拍手を送りたい。
近藤: 体温を効率よく伝えるアルミニウム製で、”冷やす” ではなく、”温める” というアプローチが新鮮でした。
安倍: 熱でテクスチャーをアイスクリームみたいにとろけさせて浸透させるイメージ。
岡部: 美容液部門のコスメデコルテの美容液(B)はシワ改善のアイテム。最先端の幹細胞研究から生まれたシワ改善のアイテムで、シワの兆しが出てくるVOCE世代にぴったり。
近藤: なめらかな質感で顔全体にも気持ちよく使えるし。
安倍: ポーラのリンクルショットからの流れでシワ改善の製品がぐんと増えたと思います。
岡部: 日本の化粧品市場で今後、存在感が増しそうですね
(A)眼輪筋への着目に業界騒然!
スキンケア部門最優秀賞、パーツケア・スペシャルケア部門1位。「実力はもちろん使用感も秀逸」(近藤さん)
B.A アイゾーンクリーム 26g ¥18000/ポーラ
(B)iPS細胞研究の成果を凝縮
美容液・オイル部門2位。「その確かな手応えに日本のシワ研究の進化を感じます」(岡部さん)
iP.Shot アドバンスト( 医薬部外品) 20g ¥10000/コスメデコルテ
(C)目元の血流不足にアプローチ
パーツケア・スペシャルケア部門2位。「アプリケーターで温め浸透させる発想が先進的」(安倍さん)
インテンス リッチ アイ クリーム 13g ¥18000/SUQQU
撮影/伊藤泰寛(静物) 取材・文/中川知春 取材・文・構成/鬼木朋子
Edited by 鬼木 朋子
公開日:
この記事に登場したコスメ(2件)