美のプロたちが人生をかけて投票をしている年間ベストコスメ
VOCE読者はチャレンジする瞬発力を持っている
「100万人の前で話すよりも緊張するのがVOCEのベストコスメの投票です。“誰が何点入れたか”がすべて開示されますし、集計結果を見た読者の皆さんが使うお金や時間に直結するものだから、大きな責任と覚悟をもって臨んでいるのです。
VOCE読者の皆さんは美容が大好きでキレイになりたい気持ちが強く、チャレンジする瞬発力を持ち、コスメを楽しみたいと思っている方たちなので、そんな皆さんを裏切らないものを真剣にセレクト。1年間で発売されるコスメはおそらく数千点にも及ぶと思いますが、読者の皆さんのニーズに合うであろうコスメを、価格を含めた総合力でジャッジしています。
私以外の審査員も百戦錬磨の美容のプロたち。誰もが自分の顔と肌を実験台にして、日々コスメと向き合っています。人生をかけて美容の仕事をしているプロフェッショナルが時間をかけて悩みながら取り組んでいるのが、年間ベストコスメなのです」
生活必需品であることを認められたコスメ
「何度目かの緊急事態宣言が出たときに、百貨店が“コスメは生活に必要”だという判断で、コスメフロアをクローズせず、営業を続けてくれたことがありました。これは、やはりコスメは人々に欠かせないものなんだと、改めて実感する出来事でしたよね。
私自身、マスクをしていても『ファンデーションもリップも塗りたい』といった気持ちがなくなることはありませんでした。さらに、まるで“サバゲー”の中で生きているかのような生活が2年近く続いていますが、人とのコミュニケーションについても深く考えることが増えました。
コスメがコミュニケーションに作用し、心をときめかせ、人々の活力になる。そんなパワーを持っていることも今まで以上に痛感しています。美容は着飾るだけのものじゃなく、自分の人生を潤わせるものであり、自分の存在を尊いと思えるようになるもの。自信が生まれ、自分自身を大切にしたい、と気づかせてくれるものだと思うんです」
年間ベストコスメで美容の経験値を上げて
「ベストコスメの選者になる前はVOCEを含めた美容誌を買い込み、隅から隅まで読み比べをしてから“ベスコス買い”をしていました。だから自分に合うコスメに出合えたときの喜びも、買ったコスメが合わなかったときの悲しさも経験しているから、読者の皆さんの気持ちがよくわかるんです。
百貨店やドラッグストアで“ベスコス買い”をした結果、『私には1位のコスメより、2位のほうが肌に合う』といったことも当然あり、そういった経験を積むことで、自分に合う成分やブランドがわかるようになったり、似合う色の傾向がつかめるようになりました。
投票による多数決で決まる年間ベストコスメは、多くの方に“合う”確率が高いものが選ばれていると思いますから、この企画をガイドにして、美容の経験値をどんどん上げていってもらえたらうれしいですね」
数千個の中から各部門の1位に選ばれたコスメ
アイシャドウ部門◆1位/SUQQU
リップ部門◆1位/NARS
ベースメイク部門◆1位/NARS
プチプラメイク部門◆1位/B IDOL
アイブロウ・アイライナー部門◆1位/ジルスチュアート
化粧水部門◆1位/シャネル
美容液・オイル部門◆1位/コスメデコルテ
スペシャルケア・アイケア部門◆1位/カネボウ
洗顔・クレンジング部門◆1位/ソフィーナ iP
乳液・クリーム部門◆1位/ディオール
プチプラスキンケア部門◆1位/肌ラボ®
対象コスメ:2021年の上半期、下半期のベストコスメを受賞したコスメ
審査員:65名
選考方法:メイク、スキンケアのカテゴリーにおいて、2021年を代表する全11部門を編集部にて選出。ジャーナリスト、スペシャリスト、エディター、ライター、VOCE編集部員は全11部門、ヘア&メイクアップアーティストはメイク5部門を審査。一品につき10点満点で投票を行い、各部門の年間トップ3、全33品を決定しました。
撮影/岡本俊(まきうらオフィス/人物)、ヤノコージ(STIJL/静物)、伊藤泰寛(静物) ヘア/工藤由佳(Un ami) スタイリング/石関靖子 モデル/神崎恵 取材・文/中川知春、穴沢玲子、楢崎裕美 取材・文・構成/鬼木朋子
Edited by 鬼木 朋子
公開日:
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