1回で脚の形が激変! ビフォーアフターをチェック
まずは齊藤さんのビフォー、アフターの脚をチェック。これまで脚にずっと悩んできたという齊藤さん。「運動経験がないのに、よく『運動されているんですね』と言われちゃうほどの脚の横張りに悩んでいます。特に右脚の太ももが張っていて太く見えるんです。細身のパンツを履くと、O脚が目立つのも悩み。むくみやすいし、疲れやすい……。いろいろなダイエットを試してきたけれど、結局やせるのは上半身ばかり。写真を撮ると上半身と下半身が違う人みたいに見えるほど。ずっと脚やせができる方法を探していました」
これが森さんの指導でエクササイズを1回行った後と、そのまま3週間続けたアフター写真。1回で脚のすき間が狭くなったのがわかります。3週間後には、さらにすき間が狭まり、太ももとふくらはぎの張りもスッキリ! サイズも太もも−3.0㎝、ひざ上-2.0㎝、ふくらはぎ-1.5㎝と全体的にサイズダウン。さらに食事を変えていないのに、体重も2㎏落ちたそうです。
この結果に「内側にねじれていた股関節が正しい位置におさまったことで、脚全体が細くなりました」と森さん。股関節? 脚が変わったのに? と疑問に思うかもしれません。森さんの新メソッドは「股関節」がキーワードなんです。
股関節のねじれを正せば、脚がまっすぐ細くなる
股関節と聞いてどこの場所かわかりますか? 股関節はそけい部の奥にある骨盤と太ももの骨をつなぐ連結部分のこと。脚が太い人の多くは、この股関節が内側にねじれてずれ、太ももの骨も一緒に引っ張られて太ももが外や前に張り出してきます。その上に筋肉と脂肪がつくために、太ももはガッチリとたくましい脚になるそう。
股関節のねじれはひざ下にも悪影響が。「股関節が内側にねじれている人は、ひざは外側にねじれてしまうので、すねが外側に張って脚の形が崩れてきます。このように股関節がねじれると、脚全体が太くなるんです。だから、脚やせは脂肪を落とすことよりもまずは、股関節を正しい位置に戻すことが先決。それだけで体重は変わらなくても、脚の形が変わり、細くなります」(森さん)。股関節のねじれを正すことが脚やせの近道だったんです!
股関節が内側にねじれてずれると、ひざ下は外側に回転して脚が太く見えます。逆に、股関節が正しい位置にはまると脚の骨がスムーズに動いて筋肉が正しく使われ、脚が細くなるのです。
太ももの断面図を見てみましょう。股関節が内旋すると、上の図の右側のように外ももや前ももの筋肉が張って、太ももは楕円形に。一方、股関節が正しい位置にはまっていると、左側のように筋肉や脂肪が均等につき、太ももは円形に近づいて脚が細く見えます。
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「ぷり尻ランジ」START!
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