■教えてくれたのは……
ヘア&メイクアップ アーティスト paku☆chanさん
「Three PEACE」所属。時代を先読みする比類なき感性を武器に、日常に映える、今よりもっとキレイになれるメイクを発信。
マットを操る3つの掟
#1 ベースは"やや軽" 仕上げで、マットを生かす肌に
「マットをより今っぽく見せるために重要なのは、肌との相性。肌が重たいとマット質感が沈んで古く見える可能性が。通常、秋冬の肌は重たくつくりがちだけど、薄膜タイプを選んだり、つける量を減らしてやや軽な肌に」
#2 指でマイルドに仕立てる
「テクスチャーがソフトなマット質感は、指で上手くのせられるし、キレイになじむのが特長。ブラシで塗ると色がばしっとつきやすいけど、指ならマイルドにぼかせるので、肌との一体感が生まれて自然に仕上がります」
#3 トーンの異なるカラーは、2色までに留める
「マット質感は、パールみたいに光による軽さが出ないので、色を過剰に使うと重たくなって古く見えがち。たとえば、目もとをマットグレーにしたら、他は赤みのある色で揃えるというように、ひとつのメイクで使うトーンは2色までに絞って」
KEY ITEM:マットブラウンのグラデ囲みアイ
永遠の定番色になりえる美形見せブラウンが集結
目のキワに右下。右上、左上を1 : 1 で混ぜて二重をやや超える位置まで。アイホールに左上。
レ キャトル オンブル 308 ¥6900/シャネル
攻略ポイント
☑ シャドウはキワから塗って目の形を美拡大
☑ マットを立たせたい目もと以外はツヤ系に
☑ 湿度があるような肌にし、目もとを生かす
「モダンでカッコいい囲みアイは、マットでつくると自分の肌にないパールが入らないため、自然に大きく印象的な目もとに。深みも出るので視線を惹きよせ、魅了する目もとが叶います。最新マットシャドウは、狭く効かせて発色を高めると今っぽくなるので、上下ともいちばん濃い色を目のキワに。徐々に淡い色を重ねて、少しずつ目の幅を広げていく感覚でメイクを」。その他のパーツはツヤ質感にし、唯一マットな目もとの美力を底上げ。
OTHER ITEMS
(1)薄膜タイプ。SPF25/PA+++。
クレ・ド・ポー ボーテ タンクッション エクラ ¥9000/資生堂インターナショナル
(2)1 : 1 で混ぜて頰に楕円形に。
カネボウ ヴァリアンブラッセ(チークス)04 ¥5500/カネボウインターナショナルDiv.
(3)血色ローズ。
マキアージュ ドラマティックルージュP BR355 ¥3000(編集部調べ・限定品)/資生堂
(4)一度塗りで。
ネイルポリッシュ 83 ¥1800/THREE
完成♪
瞳を包む濃淡ブラウンで羨望されるカッコよさに時折のぞく色っぽさを。
撮影/向山裕信(vale./人物)、伊藤泰寛(静物) ヘアメイク/paku☆chan(Three PEACE) スタイリング/程野裕子 モデル/内田理央 取材・文/橋本日登美
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Edited by 遠藤 友子
公開日:
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