■教えてくれたのは…
ヘア&メイクアップ アーティスト paku☆chanさん
「Three PEACE」所属。時代を先読みする比類なき感性を武器に、日常に映える、今よりもっとキレイになれるメイクを発信。
マットを操る3つの掟
#1 ベースは"やや軽" 仕上げで、マットを生かす肌に
「マットをより今っぽく見せるために重要なのは、肌との相性。肌が重たいとマット質感が沈んで古く見える可能性が。通常、秋冬の肌は重たくつくりがちだけど、薄膜タイプを選んだり、つける量を減らしてやや軽な肌に」
#2 指でマイルドに仕立てる
「テクスチャーがソフトなマット質感は、指で上手くのせられるし、キレイになじむのが特長。ブラシで塗ると色がばしっとつきやすいけど、指ならマイルドにぼかせるので、肌との一体感が生まれて自然に仕上がります」
#3 トーンの異なるカラーは、2色までに留める
「マット質感は、パールみたいに光による軽さが出ないので、色を過剰に使うと重たくなって古く見えがち。たとえば、目もとをマットグレーにしたら、他は赤みのある色で揃えるというように、ひとつのメイクで使うトーンは2色までに絞って」
KEY ITEM:寒色マットアイ
目もとを澄ますモーヴは神秘的なムードも魅力的
右のスモーキープラムを使用。指で上まぶたの黒目上から眉下5mmまで。
デュオアイシャドー 3927 ¥4200/NARS JAPAN
攻略ポイント
☑モーヴシャドウはノーグラデで発色UP
☑リップもマット系にしてまとまり感を
☑血色はオレンジ系でつけてヘルシーに
「秋冬、気になるのが寒色マットなシャドウ。温かい色が主役になりがちな時季だけに、真逆の冷めたトーンが一気におしゃれな雰囲気を漂わせてくれます」。マットの発色と、寒色のクールさを生かすために、色が薄まるグラデーションはつけずに、まぶたにベタ塗りで。また「寒色にピンクのような可愛い血色を合わせると古くなるので、血色づけはヘルシーに転ぶオレンジ系で。唇は時間が経つとマットっぽくなるリップで目もとと質感をリンク」
同系色を目のキワに。
SHISEIDO カジャルインクアーティスト 05 ¥2200/資生堂インターナショナル
OTHER ITEMS
(1)血色カラー。
チーク ポップ 22 ¥3300(10/ 3 限定発売)/クリニーク
(2)レンガ系。
ディグニファイド リキッドリップス 04 ¥3200/セルヴォーク
(3)まつ毛は黒々。
クライマックス マスカラ 7008 ブラックサテン ¥3600/NARS JAPAN
完成♪
クールで、ちょっとだけアンニュイな女らしさをマットなモーヴの低温感で。
撮影/向山裕信(vale./人物)、伊藤泰寛(静物) ヘアメイク/paku☆chan(Three PEACE) スタイリング/程野裕子 モデル/比留川游 取材・文/橋本日登美
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Edited by 遠藤 友子
公開日:
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