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毛穴が目立つ【原因】って?
年齢を重ねるにつれ、急に目立ってきたように感じる毛穴。必ず誰の肌にでも存在する毛穴は、皮脂を分泌することによって、ほこりや細菌、乾燥から肌を守り、汗を出すことで体温調節を行っています。通常は必要最低限にしか開いていませんが、様々な要因によって開き方や色が変わり、目立ってきたと感じることがあります。
また、目立ってきた毛穴を鏡で見ていると、ついいじりたくなる人が多くいるようです。そのため、毛穴ケアでは間違ったお手入れで肌トラブルを招いてしまうケースが多く見られます。気になる毛穴のタイプとできる原因を知って、正しいケアを行いましょう。
目立つ毛穴の【タイプ診断】
目立つ毛穴には、大きく分けて3つのタイプがあります。あなたの気になる毛穴はどのタイプに当たるのか、早速チェックしてみましょう。
①開き毛穴
・毛穴が丸く開いている
・オイリー肌または混合肌である
・Tゾーンのテカりが気になる
・化粧がくずれやすい
・脂っぽい食べ物が好き
②黒ずみ毛穴
・鼻にイチゴのようなポツポツがある
・鼻を押すと、毛穴から白い塊が出てくる
・洗顔やクレンジングを手抜きしがち
・肌がザラつきやすい
・ニキビができやすい
③たるみ毛穴
・毛穴が縦長(涙形)に伸びている
・頬に特に目立つ
・以前に比べて、肌のハリや弾力が低下したと感じる
・肌が乾燥しやすい
・30代以上である
目立つ毛穴の【種類・特徴】
気になる毛穴の種類ごとに、その特徴をくわしく紹介します。肌には複数のタイプの毛穴が存在することもあるので、鏡でじっくりと観察してみましょう。
①開き毛穴
鼻とそのまわりに目立つ丸い毛穴です。皮脂分泌量の多いオイリー肌の人は、皮脂腺が発達することで皮脂の出口である毛穴が大きくなり、目立ってしまいます。皮脂腺は皮脂分泌が盛んな思春期ごろから発育し、女性の場合は20代をピークに縮小していきます。鼻とそのまわりなど皮脂分泌量の多い箇所にある毛穴は開きやすいので、この部分を中心にきちんとケアすることが大切です。
②黒ずみ毛穴
鼻とそのまわりに目立ち、触るとザラザラと感じられる毛穴です。「イチゴ毛穴」と呼ばれることもあります。毛穴から分泌された皮脂が空気に触れて酸化し、茶色っぽく変色して固まります。これに埃やメイクなどの汚れ、古い角質などが混じりあって毛穴の出口に詰まったものです。毛穴の中に黒ずみを残さないためには、皮脂や汚れをためないようにしましょう。
③たるみ毛穴
30代に入った頃から、頬や鼻に近い部分から目立ち始めることが多い、縦型に広がった毛穴です。「涙形毛穴」と呼ばれることもあります。加齢により真皮のコラーゲンやエラスチンが減り、肌のハリと弾力が失われることによって、肌がたるみ、毛穴のまわりがゆるんで、涙形に垂れ下がったものです。一度ゆるんでしまった毛穴は元に戻すことはできないので、症状をこれ以上進行させないことが重要です。
「開き毛穴」の正しい改善法
開き毛穴は、オイリー肌の人に多いので、朝晩の洗顔で皮脂をしっかりと落とすようにしましょう。皮脂が残っていると、その刺激でさらに毛穴が開いてしまいます。また、日中の肌がテカっていると毛穴がより目立ってしまうので、あぶらとり紙をこまめに使うようにしましょう。
開き毛穴が進行してしまった場合には、酵素洗顔料やピーリング化粧品を取り入れることをオススメします。穏やかに余分な角質を除去するケアを行うことで、真皮がふっくらと厚くなり、毛穴が少しずつ小さくなっていきます。
「黒ずみ毛穴」の正しい改善法
毛穴の中に詰まった黒ずみを改善するためには、皮脂や汚れを溜め込まないことが大切です。すっきり洗い上がる洗顔料を使い、肌がザラついているときには、粒子の細かいスクラブなどを使ってみましょう。皮脂吸着効果の高いクレイや酵素入りのマスク、ピーリングも効果が期待できます。
はがすタイプの毛穴パックなどは、頻繁に使うとより毛穴を広げてしまう危険があるので、月に1~2回程度の使用にとどめましょう。
「たるみ毛穴」の正しい改善法
たるみ毛穴は、加齢によって真皮のコラーゲンやエラスチンが減ってしまったことが大きな原因なので、コラーゲンを増やすケアを取り入れましょう。ビタミンC誘導体やナイアシンが配合された化粧品を使うことが有効です。
皮膚のターンオーバーを促進するレチノール配合の化粧品も、肌のハリを高め、毛穴の落ち込みを目立ちにくくできるのでオススメです。また、たるみ毛穴は毛穴が黒く見えても汚れが詰まっているわけではないため、強く洗うと乾燥して肌荒れを招くので気をつけましょう。
どのタイプの毛穴も、すぐに目立たなくすることは簡単なことではありません。家庭でできるケアは、毛穴を完全になくすものではなく、悪化を防ぐものと考えましょう。少しでも進行を防ぐために、日々の地道なケアを続けることが大切です。
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モデル/甲斐まりか
取材・文:地曳久美子
Edited by VOCE編集部
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