みんなに好かれなかったとしても、自分を信じてくれる人がいれば“私は大丈夫”と思うようにしています
みんなに好かれなかったとしても、大丈夫と考えるようにしています。家族や友達、ファンのみんな。私を信じてくれる人、好きでいてくれる人が少しでもいれば大丈夫だと、最近思うようになりました。色々な考え方があると思うので、すべての皆さんに納得していただくことは難しいことかなと思っています。
30代、俄然美容が楽しくなってきた! 手をかけたぶん、肌って応えてくれるんですね
20代は正直、美容に関してズボラな部分がありました。美容通の(大政)絢ちゃんに「のんちゃん、手を抜きすぎだよ!」ってよく怒られていました(笑)。ですが、30代になって、導入美容液、化粧水を浸透させ、目まわりにアイクリーム、全体にクリームを塗る。このステップを丁寧にやっていたら、肌が激変! 「こんなに応えてくれるんだ!」と言いながらトーンアップやモチモチ感といった変化を楽しんでいます。
子育てを通して周りの人への感謝の気持ちがより深くなりました
母になり、自分がどれだけ周りの方々に助けていただいているのかが、よりわかるようになりました。子育てはハプニングの連続で、思い通りになんて全然いかないんですよね。周りの方々が助けてくださるからこそ、お仕事もできていますし健やかでいられます。今は感謝の気持ちでいっぱいです。最近、一人で抱え込まず周囲に「助けて」と言えるようになったのは、子育てをする中で一番成長したことかもしれないですね。
迷うこともあるけれど、頑張っていればすごくいい景色が見える瞬間があるから、これからも止まらずに進んでいきたいです
頑張るべきところは頑張りながらも、人に頼るときは頼って、まわりの意見もちゃんと聞きつつ、譲れない部分は控えめに主張(笑)。そして、自分で自分をできるだけ労ってあげる。そんなふうにメリハリつけてやっていけたら、心も体もバテずに乗り越えていけるのではないかと思うんです。仕事は好きですし、頑張りたい。舞台という大きな挑戦を経て、女優のお仕事もより一層楽しくなっています。女優という仕事には、答えがなく、正解がわからない部分もあります。それが難しいなと思うこともありますが、私にとってはそこが面白さでもあるんです。これからも悩んで迷っていくでしょうし、悔しいこともきっとたくさんあると思います。そしてそのぶん、泣くほどうれしいこともきっとあるんだろうな。人生はいいことも悪いことも予想がつきませんし、不安もつきないので怖くなるときもあると思いますが……。突き進むしかないんですよね。自分の人生ですし、自分で選んだ道ですから。しんどいときもありますが、止まらずに走り続ければ、すごくいい景色が見られることもある。それはきっとギフトみたいに素敵なはず。
佐々木希/NOZOMI SASAKI
モデルとしてキャリアをスタートし現在は女優としても活躍。三池崇史氏演出による2021年の舞台『醉いどれ天使』では迫真の演技が話題に。ワンマイルウエア「iNtimité」を手がけるなど多彩に活躍中。プライベートでは一児の母。インスタグラム(@nozomisasaki_official)に投稿されるお子さんとのエピソードに癒やされるファンも多い。
撮影/吉田崇 ヘアメイク/吉崎沙世子(io) スタイリング/木津明子 取材・文/中川知春
Edited by 並原 綾
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