教えてくれたのは……
衣理クリニック表参道 院長 片桐衣理先生
美容皮膚科・内科医。体の内側と外側、両面からのアプローチで、“美”と“健康”の両立を目指すパートナードクターとして、国内外の著名人からも信頼が厚い。
花王 開発研究第一セクター スキンケア研究所 上席主任研究員 稲葉さやかさん
入社以来、スキンケア分野一筋。肌の構造や環境による変化を深く厳しく見つめ、研究に励む日々。肌に優しく機能的で、誰からも愛されるコスメをつくることがモットー。
Which is your skin type?
◆油田肌ってこんな人
肌内部は水分不足、表面は過剰な皮脂でベタベタのバランスが悪い状態。また、肌は常に同じ状態を保とうとする恒常性があるため、極端に皮脂をとっていると、さらに皮脂が出るという悪循環に。
◆砂漠肌ってこんな人
肌内部の水分も皮脂も足りない超乾燥状態! バリア機能が低下しやすいので、肌がゆらいで肌荒れなどのトラブルを起こしやすい。ターンオーバーも乱れがちで角質が厚くなっている人も。
乾燥の原因!?紫外線をブロックして負のサイクルを断ち切る
「紫外線はシミの原因になるだけでなく、バリア機能が低下し肌を乾燥させてしまいます。また、皮脂は紫外線によって酸化が進むので、さらなるダメージが。こういった負のサイクルを断ち切って、いい肌状態をキープするにはUVケアは必須です!」(稲葉さん)
“ブロック”
顔の中で紫外線を浴びやすいのは、鼻や頰など高いところ。このように日焼けしやすい部分はダメージを受けやすく、乾燥やベタつきが現れやすいもの。しっかりUVケアをして肌を守り抜こう!
紫外線によりバリア機能が低下し乾燥する
紫外線を浴びると肌のバリア機能は低下。すると肌内部の角層が乱れて水分をとどめておくことができず、一気に乾燥が進んでしまう。
乾燥肌は紫外線ダメージを受けやすい
バリア機能が低下した乾燥肌は、紫外線ダメージをもろに受けてしまうため、シミやくすみ、シワ、たるみといったエイジングも加速。
◆ベタベタ油田肌さん
油田肌は皮脂対策下地を上手に活用!
「皮脂は紫外線によって酸化が進むので、なるべく抑えることが賢明。とくにTゾーンやこめかみは皮脂が出やすい部分。皮脂対策をしてくれる下地を使えばテカリが抑えられ、見た目も美しく」( 稲葉さん)
A.皮脂を吸着して固める独自開発の粉体を配合。サラサラ肌が続く。
ソフィーナ プリマヴィスタ 皮脂くずれ防止化粧下地 SPF20・PA++ 25ml ¥2800(編集部調べ)/花王
B.紫外線から肌を守りながら、皮脂を吸着して化粧もちをアップ。
ホワイティシモ デイセラム BE SPF50・PA++++ 30g ¥3800/ポーラ
C.皮脂と水分のバランスを整え、テカリや毛穴を自然にカバー。
エリクシール ルフレ バランシング おしろいミルク SPF50+・PA++++ 35g ¥1800(編集部調べ)/資生堂
◆カサカサ砂漠肌さん
砂漠肌は美容成分たっぷりのUVをセレクト!
「カサカサ砂漠肌は、保湿力の高いしっとりUVで紫外線と乾燥から肌を守って」(片桐先生)高いスキンケア力や肌荒れケアできるUVなら、一挙両得! 砂漠肌も安心だ。
A.高い紫外線カット力とケア効果を両立。
アトモスフィア エアリー ライト UV クリーム SPF50+・PA++++ 30g ¥8500(編集部調べ)/SK‐Ⅱ
B.美容液のように心地よく、強力な紫外線から肌を守る。
DEW UVデイエッセンス SPF50+・PA++++ 40g ¥3000(編集部調べ)/カネボウ化粧品
C.デリケートな肌も安心の無添加処方。
サンメディックUV 薬用サンプロテクト EX a〈 医薬部外品〉SPF50+・PA++++ 50ml ¥2100/資生堂薬品
この一手間で、日中のベタベタ、カサカサに勝つ!
紫外線やエアコンなどの影響で日中の肌はダメージにさらされている!?これ以上肌を乾燥させたくないなら、ワザアリ日中ケアをお試しあれ。
◆ベタベタ油田肌さん
ベタつきを感じたら、過剰な皮脂だけティッシュオフ
「皮脂は分泌された途端に酸化して肌に悪影響を与えます。でも、あまり神経質にならず、肌表面に浮いた余分な皮脂だけティッシュで抑えればOK」(稲葉さん)
◆ベタベタ油田肌さん & カサカサ砂漠肌さん
UVパウダーでメイク直し&紫外線をブロック!
A.美白効果も狙える美容成分を11種も配合したパウダーは上質な光沢感でくすみを払拭。
フェイスパウダー SPF50+・PA+++ 10g(パフ1枚付き) ¥4800/アンプルール
B.きめ細かいパウダーが凹凸をふんわりカバーし透明感をキープ。
トランシーノ薬用 UVパウダー〈 医薬部外品〉 SPF50・PA++++ 12g ¥3000/第一三共ヘルスケア
保湿&お直しコットンを持参して賢く日中ケア!
「化粧直しの際、化粧水と乳液を浸したコットンで、メイクがヨレた部分を優しく拭き取って。これで水分と油分のバランスが整い化粧のりもアップ」(片桐先生)
撮影/高橋一輝 イラスト/白ふくろう舎 取材・文・構成/寺田奈巳
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Edited by 中田 優子
公開日:
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