教えてくれたのは…
美容ジャーナリスト
吉田昌佐美さん
肌にはひたすら優しく、汚れには厳しく。洗うだけで美肌の“泡”対決
今年は洗顔&クレンジングの当たり年。ちょっと前の目ウロコでも取り上げたけど、落としものブームはまだまだ続く勢いだ。今回注目したのは“泡”。優しく洗う、汚れを確実に落とすには泡が重要なのはご存知と思うが、実は驚くほど進化していた。
たとえば、ビオレの泡のメイク落としは、泡が弾ける力を活用して肌をこすることなく、落ちにくいメイクまで落とせる仕事人。オイル同様の洗浄力を持つウォーターベースの洗浄液と独自開発のポンプにより、空気をたっぷり含んだモフモフの泡が出てきて、顔全体にのせ、手の平で軽く押し当てると泡が弾けてメイクをふわっと(約16秒で)浮かせる仕組み。今までどれだけ肌をこすっていたかが分かるほど、クッション泡の威力は絶大だ。
そして、アルビオンからは菌活泡洗顔料が登場。美肌菌を増やすと肌に悪さをする菌を退治する抗菌ペプチドがつくられることから、洗いながら皮膚常在菌のバランスを整える。気泡のあるボリューミーな弾力泡が汚れを選択的に吸着し、菌たちは適度に残すのがポイント。菌や栄養となる成分を与えるのではなく、常在菌をフルに働かせる最も自然で合理的な菌活と言っていいだろう。
気持ちいいだけじゃない、落とし方も肌も変える泡の進化。365日、朝晩で730回落とすことを考えたら、この差はとてつもなく大きい。
撮影/藤本康介
Edited by 並原 綾
公開日:
この記事に登場したコスメ(2件)
この記事に登場したプロ