脱・ブルベイエベ。口紅はバランスでまといこなす
教えてくれたのは……
ヘア&メイクアップアーティスト
千吉良恵子さん
今回選んだ色は、青みがあって、マネキンの唇みたいなピンク。生身の人間の顔にはない色だからこそ、目元も合わせて人工的なグレーをライン状に。自分の肌の色に合わせて選ぶというのもあるけれど、他のパーツとのバランスさえ取れば、誰でも好きな色をまとえて、抜け感まで出せます。
【USE IT】
口紅のツヤが生む光の帯がイマドキ
口紅は、リップラインをなぞりながら直塗りで。発色が鮮やかなのを活かして、何度も重ねず一度塗りで薄く仕上げるのが、こなれ感を出すポイント。そして、仕上げに下唇のふくらみ部分だけに、スッと真横に口紅をすべらせて、ツヤを上のせ。唇の面が整って、光のラインが存在感のある帯になり、ビニールっぽいツヤを放つので、いい意味での不自然さが生まれ、オシャレ度がアップします。
【OTHER ITEMS】
「ピンクでつくる絶妙クール」by CHIGIRA
可愛い、スウィート、ファニーはありがち。でも、グレーで仕上げた目元&ノーチークに合わせると、カッコよくてモードのニュアンスがありつつ、きちんと女の子っぽくて色っぽさも秘めた、新しいクールメイクに。
「最近、口紅の楽しみ方を覚えました」by ASUKA
正直、普段そこまでメイクをするほうではないので、どの色をどこにのせてというのが難しいと感じるのですが、唯一、唇だけは冒険できる。愛らしいピンクを塗ってみたり、こっくりとしたブラウンを選んでみたり。質感も、少し前まではプルンとしたものばかりだったけど最近はマット系を選ぶことも。実際、“どこの口紅をつけているの?”“そのリップ、素敵”と言われる機会も増えました。私自身、今、口紅が楽しくて、少し大人になった気がしています。
ASUKA’S VOICE!
オシャレを極めたピンクが新鮮!
ピンクリップはキュートな印象だったけど、今日のメイクはとにかくオシャレ。特に女子ウケがよさそうなので、仲良しの友達に会うときにチャレンジしたいですね。口紅が好きで普段から欠かせませんが、唇を主役にメイクしていただいたのは、本当に久しぶり。口紅の楽しみ方が、またひとつ増えました!
撮影/岡本俊(人物)、新谷隆太(静物) ヘアメイク/千吉良恵子 スタイリング/西野メンコ モデル/齋藤飛鳥 取材・文/楢崎裕美
Edited by 新井 美穂子
公開日:
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