教えてくれたのは……
小山田早織さん
スタイリスト。女性誌や広告で提案する等身大のスタイリングはもちろん、本人の私服まで大人気。
10着あれば1ヵ月コーデが組めます!
「雑誌のお仕事で、何度も「10着で1ヵ月コーデ」的な企画を担当しているうちに、プライベートでも何十着ものお洋服は必要がないことに気が付きました。着まわしには新しい着こなしを発見できる楽しみがありますし、本当に好きな服だけに絞ると、自宅で過ごすだけの日も、着古してヨレたTシャツで過ごすなんていうことがなくなります。ベストな自分でいられる時間が多くなり、ばったり誰かに会うことも怖くない! “大切だから着れない!”は卒業して、“大切だから着まわす!”へシフトしましょう。」
OUTER 1 + TOPS 5 + BOTTOMS 3 + ONE-PIECE 1 = TOTAL 10
- ATON コート
絶妙な細身シルエットで合わせるものを選ばない着やすい1着。 - JIL SANDER 白パックT
すっとしたラインに丈夫な生地感。パックTなのもうれしい限り。 - The Frankie Shop 青シャツ
クリアなブルーと大きすぎず小さすぎないサイズ感がお気に入り。 - ALLSAINTS グレーニット
カシミア100%のベーシックなニットは1枚持っていると便利。 - ATON 白タートル
くしゅくしゅ加減と透け感がちょっぴりモードなカットソー。 - Uniqlo U 黒タートル
程よいフィット感が秀逸。1枚でも重ねても決まる厚みも◎。 - Maison Margiela スラックス
きれいめにもラフにも着まわせるパンツはドロストで着心地抜群。 - GALLARDAGALANTE 茶スカート
女っぷりを一気に上げてくれるスカートはここぞという日に大活躍。 - RED CARD デニム
8年前から愛用しているデニムは体型維持にもひと役買っています。 - The Row 黒ドレス
背面裾にはスリット入り。1枚でも重ねても決まるシンプルドレス。
大好きなお洋服が適量あれば着こなしは無限大!
“10着着まわしで1ヵ月コーデ”を本来ならばお見せしたかったのですが、スペースの関係上、泣く泣く1週間ぶんだけご紹介。まだいくらでも組めるニュアンスが伝わればうれしいです。
10着でちゃんとおしゃれ! 1週間着まわしコーデがこちら!
Mon.
【2+4+9】タイトにまとめて美スタイル見せ
ジャストサイズのニットの裾から中に着たTシャツの裾をチラ見せ。ボリュームのあるブーツをアクセントにすると、全身のバランスが取りやすくなります。
Tue.
【4+5+7】お出かけも通勤もOKコーデ
ちょっとした会議がある日、買い物に行く日、あらゆるシーンにマッチするきれいめコーデ。首元の白が全体をクリーンな印象に。
Wed.
【1+3+9】かっちりコーデをデニムではずして
丈感や足元の抜け感などすべてを計算し尽くしたシンプルスタイル。小物使いでトラッドな雰囲気を演出すれば、ちょっとした場にもマッチするのでおすすめ。
Thu.
【6+8】主役はオンナ度数高めスカート
光沢感のあるブラウンとマーメイドラインがなんともレディなスカートをとことん生かした着こなし。黒タートルはもちろんINして、細身シルエットを強調。
Fri.
【6+10】レディ感引き立つ黒のワントーン
黒ドレスの上に同系色のタートルニットを重ねた、フェミニンでクールなワントーンコーデ。足元をカジュアルなブーツではずせば、おしゃれ上級者の貫禄に。
Sat.
【5+10】モード感漂う大人ラフスタイル
白タートルの上に黒ドレスを重ねただけのリラックスコーデにもかかわらず、スリットや袖口のくしゅっと感などモードなディテールが全体を引き締め。
Sun.
【3+4+7】トラッドながらもどこかラフに
シャツをアウトするだけでこんなにもリラックスした雰囲気に。実用と見た目を兼ね備えた肩がけニットで、どんな行き先もOK! 週末にぴったりなコーデ。
『“着ない服”がゼロになる! 稼働率100%クローゼットの作り方』
講談社刊・小山田早織(著)1430円
撮影/五十嵐勇生(TRON/人物)、金栄珠(静物) スタイリング&モデル/小山田早織 文・構成/飛谷朋見
Edited by 渡辺 瑛美子
公開日: