教えてくれたのは…
美容エディター
入江信子さん
本当に一品でいけちゃう!! 大人仕様のオールインワンを見逃すな!
一品で大丈夫っていうけれど、ホント? それが以前のオールインワンのイメージだった。ところが最近は、大人も満足できるものが続々登場している印象だ。オールインワンが注目される背景には、女性たちが忙しくなって、特に30代、40代に「時間がないから効率的にケアしたい」層が増えてきたという事情があるけど、「大人が満足できる」つくりには、技術の進化が関係している。
たとえば高保湿、そして保湿力の持続を追い求めた、アスタリフトのオプミー。化粧品原料として使えるコラーゲンの中でも非常に分子が小さい、コラーゲントリペプチドを高濃度に配合。浸透性を高めることで「水分を溜め込める肌」を育成する。さらに、なじませると肌表面にジェルネットワークを形成する処方で潤いを逃さず、長時間キープ。また、このネットワークは、感触のベタつきのなさにも貢献しているのだとか。
一方、保湿成分である高精製のバイオヒアルロン酸で高い保水性を保つのがベネフィーク。以前は高級ケアに使われていた成分を、生産、流通コストを下げて用いたジェネリック発想がカギだ。3種あるテクスチャーには、それぞれ今どきの乳化技術が生かされていて、ジュレの場合は、油分を固形の粒にして閉じ込め、肌にのばした途端、粒がはじけて膜に。この質感も潤い力アップに一役買っている。
カナデルは、「保湿+α」で肌悩みをしっかりケア。ひとつの製品に、美白もハリケアも毛穴ケアもとすべて入れず、トラブルごとに別々の製品にして悩み解消度を高めている。また毛穴対応のプレミアバランサーなら、皮脂分泌の根源=皮脂を産生する脂腺細胞にアプローチするというように、攻めの成分を積極的に採用し、その成分がアクティブに働くよう、テクスチャーを作っているそう。
多くのアイテムを使いたいVOCE読者にとっても無視できない存在に成長したオールインワン。忙しい日のお助けとしても、トライしてみる価値あり!
撮影/藤本康介
Edited by 並原 綾
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